ハワイ各地でも人種差別反対のデモ実施

ハワイ各地でも人種差別反対のデモ実施

更新日 2020.06.08

ミネソタ州ミネアポリスで5月25日に黒人男性ジョージ・フロイド氏が、白人警官の暴力的な拘束により死亡した事件を受けて、全米140か所以上を含む全世界で広がっている「Black lives matter」反人種差別運動デモやマーチが先週末ハワイ各地でも行われた。

それまでに何度か関連デモが行われていたが、オアフ島では6月7日の日曜、アラモアナビーチパークからスタートしてハワイ州庁舎を集結場所とする抗議デモは最終約に1万人に膨れ上がり、ハワイ州で過去最大のデモとなった。

また、同じく6月7日の朝には、アラモアナビーチパーク沖に数千名のサーファーが集まり、フロイドさんが警官に首を押さえつけられて死に至るまでの時間、9分間の黙とうを献花と共に捧げた。

同様のデモは、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島などの各地でも行われた。


アメリア本土では一部でデモに乗じた店舗や車両の破壊、商品強奪などが起こっているが、ハワイでは一貫して非暴力的、平和的なデモとなった。

ただし、デモ参加者の一部が、手持ちのサインなどをハワイ州の共和党事務所前に大量に投げ捨てるなどの行為は見られた。


ミネソタ司法当局は、6月3日、フロイド氏殺害現場にいた4人の警官に対する新たな起訴内容を発表。フロイド氏の首を足で押さえつけた警官、デレク・チョーヴィンは当初、過失致死にあたる第三級殺人で起訴されたが、世論の激しい抗議を受け、殺意を持った殺害である第二級殺人罪へと厳しい内容に切り替え。残り3名も第二級殺人罪ほう助となった。警官4名ともに懲戒解雇となっている。

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