ハワイ州外からの渡航者に対する14日の自己隔離義務を7月31日まで延長に

ハワイ州外からの渡航者に対する14日の自己隔離義務を7月31日まで延長に

更新日 2020.06.11

ハワイ州のデビッド・イゲ知事は6月10日の会見でハワイ州外からの渡航者に対する14日の自己隔離義務を7月31日まで延長すると発表した。3月26日からスタートしたハワイのロックダウンは、少なくとも50日は継続されることとなる。
 

先週の会見では、観光業再開に向けた具体的な日付を発表すると発言していたが、延長の発表のみとなった。
 

イゲ知事は自己隔離延長の背景として、ハワイ渡航者の大きなマーケットであるアメリカ本土西海岸のカリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州、ネヴァダ州、アリゾナ州で新型コロナウィルス感染数が急増していることを挙げた。そういった状況下でも安全にハワイ州が渡航者を受け入れる仕組みを構築中であると述べた。

一方、新型コロナウィルスの感染を低く食い止められている国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドとの間の隔離なしの行き来をできる合意「travel corridor」(旅行回廊)の道を探っているとした。

アメリカ本土の州やヨーロッパ各国では再開条件には差があるものの、多くが観光再開へと動いている。

例えばタヒチやアラスカなどは、渡航者に対して到着前72時間以内の感染テスト実施を再開プランの中に入れているが、ウィルス感染後のテストで陽性が検知されるまでの72時間かかる場合もあることから有効性を疑問視する声も上がっている。

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