ハワイ州イゲ知事は10月1日の会見でハワイ州の緊急事態宣言を11月末まで延長すると発表した。これはマスク着用義務ルールや、ハワイへの渡航者に義務付けているセーフトラベルプログラムなどの延長を意味する。直近では入院者や感染者数は下がってきているものの、デルタ株の感染拡大はまだ終息しておらず危機的状況は脱していないという見解に基づき、延長を決定。しかし、この規制撤廃のための判断基準となる数値などは明確にされていない。
以前は知事は「州人口の70%がワクチン接種を完了すればすべての規制を撤廃する」としていたが、その後デルタ株の広がりによって、ワクチン接種をしている人にも感染が多いによって状況は変わった、と前言を撤回している。また、ワクチン接種者のみを受け入れるスポーツ観戦などについても知事は未だに承認をしていない。
また知事が「今はハワイに来るべきではない」というコメントを州外の渡航者に対して出していることに対しても、再開の時期を告知する場合にはホスピタリティ業界と連携しながら2週間前には通知を出したいとした。
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