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高橋さんによると、2021年後半より、このパンデミックの収束を見据えて、「ハワイ移住計画を実行に移そう」とビザ取得の可能なM&A案件、投資先案件を探している方の問い合わせが増えている。
逆に、アメリカ本土で成功した企業の中には、チャンスがあればハワイ進出したいと考えているフランチャイズ企業が増えているそうだ。
ご自身も、カリフォルニアをベースに事業経営、ビジネスコンサルティングも行っている高橋さん。今日はそんな中から高橋さんが、日本人の投資家・ビザ取得希望の方におすすめするフランチャイズ投資案件をまとめてご紹介する。
青山学院大学工学部卒。AI(人工知能)や制御工学を専攻。卒業後 大手IT企業にて、大手及び中小企業向けITコンサルタントとして長年活躍。100万社以上の顧客企業を抱えるお客様第一主義のIT企業にてプロモーション、ITコンサルタント、システムエンジニアとしての経験を重ね、外資系企業(IBMなど)との仕事などを通して海外企業との業務取引を学ぶ。その後独立しIT、アート、美容の会社を経営。その後2013年より、企業買収によりE2ビザを取得しアメリカに移住、その後、EB3ビザ(グリーンカード)を取得。
既存事業のM&A案件 VS フランチャイズ案件、
そのメリット・デメリット
そもそも、 E 2ビザを取得するための投資先として、既存の独自ビジネスをやっていた企業をM&Aするパターンと、フランチャイズ事業のフランチャイジー企業を設立(または買収)する場合とで、どんな特徴やメリットデメリットがあるのだろうか。高橋さんの意見を伺ってみた。
高橋さん:
【既存事業のM&A物件】について。
●メリット
現オーナーが事業売却をしたい背景はいろいろなものがあります。いいパターンとしては、長い間経営してきて業績も悪くないビジネスを、リタイヤや転居のために売却したいといったパターンです。こういったM&A案件の場合のメリットは、回っているビジネスを顧客基盤ごと購入できるため、スムーズに譲渡できるでしょう。
●デメリット
デメリットとしては買収後に、それまで見えなかった色々な問題が発覚したり、引き継いだ従業員が辞めるなどの可能性があること。なんらかの問題があって売却を考えるケースも多いため、書面ではわからなかった予想外の事態が起きることもありえます。
【フランチャイジー企業への投資物件】について。
●メリット
アメリカにおける複数店舗のオペレーション経験がある成功企業の成功パターンに乗っかれるということが最大のメリットとなります。また、日本人オーナーのフランチャイズビジネスの場合、日本語で相談したり指導を受けたりできることも大きなメリットとなりますよね。
●デメリット
デメリットは、もちろん独自事業なら発生しない「ロイヤリティ」の支払いが発生することです。このロイヤリティが、ブランド・レシピ・仕入れ・採用ノウハウなどを共有してもらうリソース代として妥当と考えられるかどうか。その見極めがポイントとなります。
また高橋さんは、そのメリット・デメリットを踏まえて、ご自身の考えにマッチした投資先を探すことが重要、と言う。
高橋さん:
ご自身の経営方針や商品でハワイで勝負したい場合には既存事業のM&Aが良いと思いますが、ある程度リスクをヘッジした形での投資を考えるならば先行した成功ブランドのフランチャイジー投資は検討の余地ありです。
いずれにしても取得したビザをキープするためには、投資後の経営を軌道に乗せ、人を雇い続け、黒字化する必要があります。
ご自身のアセットや経営に対する考え方に合った投資を行うことが大事だと思います。
具体的なハワイでのフランチャイズ案件
ここで具体的なフランチャイジーを探しているというフランチャイズ企業をいくつかご紹介する。
フランチャイズ投資先1 陣屋ラーメン
アメリカ本土15州とカナダで46店舗を展開する陣屋グループ。「Jinya Ramen Bar」を中心に、ラーメンに加えて居酒屋、炉端焼きなどを複数業態を展開。
ハワイにはまだ店舗がないため、ハワイ一号店を出店するチャンスになる。アメリカ本土からの観光客にとっても認知度の高いブランドとして立ち上がりの速さが期待される。
すでにフランチャイズとしての展開を大きく行なっているため、組織だったサポートが受けられる。
フランチャイジーとして興味ある方向けの動画も用意されている。
https://www.jinyaramenbar.com/franchise/
フランチャイズ投資先2 Shake Ramen(新スタイルのラーメンフードトラック
日本出店の引き合いも来ているというフードトラック発の新スタイルのラーメン。カップの中でシェイクしてから食べるサラダのようなまぜ麺で、ポップなデザインが魅力。
こちらはフランチャイジーはまだいないため、契約なども双方の話し合いで決める部分が多くフレキシブルであるという。このように初期フランチャイジーになる場合、メニューなどもご自身の提案余地が大きいのが魅力。
フランチャイズ投資先3 nanana parena(日本発の美容院チェーン)
日本の関西発、36年の歴史があるサロン。日本に5店舗、ロサンゼルス・ニューヨーク・カナダに1店舗ずつを展開している。独自の髪質改善のための薬剤開発などに定評があり、芸能人のヘアメイクの指名も多い有名サロン。
海外の3店舗も、店作り、インテリア、接客などに日本クオリティのサービスが好評。今までは直営展開していたが、初のFC募集となる。ハワイで美容院経営をしたい人向けのチャンスとなる。
こちらはLAの店舗画像。
フランチャイズ投資先4 Up Roll cafe(ハワイ発の寿司ブリトー店)
こちらはハワイ発でハワイ州内はもちろん、アメリカ本土に進出してみたい方向けの案件。オアフ島内にすでに3店舗を展開しているシーフードのポケやお野菜をブリトーのようにご飯とのりで巻いたハンディな寿司ブリトーのお店。オーダーを受けて目の前で作るスタイルで、ご飯ではなくサラダにも出来るなどフレッシュさが受けている。
こちらの案件へのお問い合わせ、ビザ取得などについての詳細は、 aiTWorksさんへのお問合せください>>
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