日本では在宅介護の分野でビジネスを展開する吉田豊美さん。ハワイに所有するコンドミニアムで過ごす時間をとても大切にしているという。日本とハワイとのデュアルライフについてお話を伺った。
在宅看護ビジネスで社会に向き合う日々。
ハワイでのエネルギーチャージは欠かせません。
【プロフィール】
吉田豊美 エムスリーナースサポート株式会社 代表取締役社長
看護師の仕事を経て、訪問看護ステーションや在宅ホスピスに特化した事業「エムスリーナースサポート」(http://m3ns.co.jp/)を設立し、代表取締役社長に就任。2016年より株式会社Toyomida Familiaを設立し、二日酔い防止サプリ「スパリブ」の米国市場への参入に力を入れている。「スパリブ」はハワイのローソン各店舗にて販売中。
日本の介護の現場は毎日が戦い。だからハワイでのリラックスの時間が大切です。
日本ではエムスリーナースサポートという在宅看護の会社を、ハワイでは二日酔い防止サプリ「スパリブ」を販売する会社を経営しています。看護と言っても、私が取り組むのは最期までご自宅で看取るホスピスの充実。元々は大学病院に勤務していたのですが、日本が高齢社会になる中で、病院から出て地域で看取れるホームを作りかったのです。これからの団塊世代は看取り難民50万人と言われる世代。そのうちの3パーセントを将来的にエムスリーナースサポートで看取るのが私の目標です。ひと時も気を抜けない在宅看護の現場は、日々が戦いです。在宅ホスピスとは、生きることに寄り添っていくことですから、ものすごくエネルギーは必要なんです。そんな時ハワイにきて思い切りリラックスして、エネルギーチャージするとまた頑張れるんですよ。忙しくてもなるべく年に4,5回はハワイに来て、自分のコンドミニアムで過ごすようにしています。
滞在中も仕事はしますが、オンとオフはきっちり分けるように心がけています。肌がベタつかない気候が最高。ハワイで体を動かすことが癒しなので、日本では一切しないゴルフもハワイでは楽しみます。鳥のさえずりを聴きながらのゴルフは本当に心地が良く、心も身体もデトックス。ヨットも大好きで、時々海に出て何も考えず波と風を楽しんでいます。絵画にも挑戦してハワイの景色を描いてたりしてますよ。
日本での生活はアウトプットがメインなので、ハワイでは意識してインプット。私の貴重な時間です。
選択肢の一つとして移住も視野に入れています。やっぱりハワイは身体に合っていますから。まだ夢の夢ではありますけどね。でも、少しずつでも何か準備をしようと考えました。それで、現地と関わりを持てればと考えて、ハワイで会社を作ろうと思い立ちました。
ちょうど医療現場で出会ったサプリメントの効能に驚いたばかりでしたので、海外に輸出する権利を得て、ハワイで販売する会社を作りました。最初は馴染みのないハワイでビジネスを起こすことに不安もありましたが、意外にもハワイでストレスを感じることはありませんでした。人と人との繋がりが日本以上に大切にされていて、周りは良い人ばかり。ハワイでの人間関係には恵まれています。
現地でビジネスを始めても、やっぱりハワイはリラックスできる楽園です。アウトプットばかりで疲れる日本の代わりに、ハワイでは意識してインプットするようにしています。ハワイの風に吹かれながら本を読んだり、将来の移住について考える時間は私にとって貴重な時間。これからもハワイでのチャージは欠かせないですね。
※この記事は「ハワイに住む」マガジンVol.37(2019年4月15日発行号)から作成しています。