ハワイの女性二人組 人気不動産エージェント「リエトモ」 二人だから強みも2倍!その理由を聞いてみた 

更新日 2019.05.23

目次

二人で活躍する女性のハワイの不動産エージェント・チーム「リエトモ」

ハワイ最大の不動産会社コールドウェルバンカーでInternational President’s Circle 賞、またハワイの不動産エージェントランキング上位など、数々の賞を毎年のように受賞している日本人女性の不動産エージェントチーム「リエトモ」をご存じだろうか。

一般的には一人の不動産エージェントが担当することが多いハワイの不動産業界。
その中で、リエ・アスキーさんと、石川トモコさんはあえて「リエトモ」として、チームを組んでお客様に対応をすることを選択したユニークな二人だ。
左 トモコさん 右 リエさん


 

タイミングが命の不動産取引において、連絡が必ずつくことやレスポンスが早いことは必須条件である。お客様に対して、どちらかが多忙でも、二人のうちのどちらかには必ず連絡がつく状態を確保できるようにし、「チーム」としてお客様との関係を築いていくそうだ。

それ以外にも、二人がハワイの不動産マーケットで実績を出しつつけているのは、二人がそれぞれ異なった強みを持つ最強の組み合わせだからだ。


今日はお二人の強みをじっくりインタビューしてみた。

リエさんの強み:
ハワイ不動産物件の魅力を120%ひきだす【ステージング】


聞きなれない方もいるかもしれないが、
ステージングとは、不動産の販売に際して、売り主側(セラー側)が室内のインテリア・家具などをコーディネイト、印象をグレードアップさせ、不動産価値を高めること。買い主(バイヤー)の購入意欲を高め、ひいては購入金額を上げ、売却を成功させるために不可欠なものだが、エージェントの腕とセンスに大きく左右される。

リエさんが、こだわりと自信を持っているのがこのステージングだ。
 

ステージング例:Before&After


実際にリエさんが手掛けたステージングの例を見てみよう。


こちらは、ステージング前のあるコンドミニアムのリビングルーム。
高級コンドミニアムなのだがソファやテーブル類も古そうに見え、アクセントとなるカラーもないため全体的にぼんやりとした印象のお部屋となってしまっている。

ハワイ不動産リエトモ
Before
高級物件だがとても素朴な状態

こちらがリエさんによるステージング後のお部屋。アクセントカラーとなるグリーンをクッション・アート・植物のグリーンとリンクさせ、全体をフレッシュな印象に生まれ変わらせた。

ハワイ不動産リエトモ
After
フラワーなどの装飾やクッションなどの色使いや配置に注目


次はベッドルームのステージング例。
こちらはステージング前のベッドルーム。
素敵なベッドを生かしきれてないリネンやピロー類で、ごちゃっとした印象。

 
ハワイ不動産リエトモ
Before
リエさんのステージング前
こちらがリエさんのステージング後のベッドルーム。
BeforeもAfterも、どちらも暖色系のグラデーションを使っているが、ここまで印象が変わる。コーラル柄のカバーにコーラルのベッドサイドランプを合わせるなどリエさんの小物選びのセンスの良さが光る、ビーチハウス風ベッドルームに仕上がった。

 
ハワイ不動産リエトモ
After
お部屋のテーマを決め、全体をコーディネイト




もう一つ、別のコンドミニアムにおける、リビングルームとベッドルームのステージング例をご紹介しよう。
 

こちらがBefore。おじさんのアロハシャツのようなプリント柄のクッション類が、窓の外の明るい海の雰囲気とアンマッチ。

ハワイ不動産リエトモ
Before
​​​​​​デザインは揃えているが暗い雰囲気
こちらがリエさんのステージング後。
リゾートらしい開放的な雰囲気を感じさせるブルーとグリーンの柄もので、ベッドからソファ周りまで全体を統一。モンステラの葉の柄のクッションなど、ハワイらしさをアクセントに盛り込んでいる。
ハワイ不動産リエトモ
After
明るいカラーに統一お部屋の雰囲気が変わる


 

いかがだろうか。小物の配置や色使いで雰囲気がガラリと変わり、そのお部屋の魅力が何倍にも高まる。
 

リエさんは、今までハワイで市場に出てきて高額で売れた物件や、早期に売れた物件、魅力的と感じた物件などのかなりの量をファイリングしており、研究に余念がない。また、いいと思ったインテリア小物などは常にストックしており、すぐにお客様の物件のステージングに使用できるよう日頃から準備をしている。
 

また購入の場合にもリノベーションや家具選びはじめ、将来的なバリューアップまで、的確なアドバイスもらえるだろう。

 

写真は重要!腕のいいフォトグラファーを確保!

またリエさんは、ステージングを施したのちの写真撮影にもこだわりがある。”一枚の写真の良しあしでバイヤーの反応や、購入オファーの入り方が全然変わることも多いんです”とリエさん。インスタグラムフォロワーが2万人近くいるリエさんは写真のパワーを熟知していて、写真に徹底的にこだわる。



ステージングと写真の撮り方の違いで、同じ物件がどのように印象が変わるか?
リエさんに実例を見せながら教えてくれた。


こちらは残念な例。赤いアクセントラグやクッション、ゴールドの壺とギラギラした印象でハワイっぽさがまるでない。またこの写真のせいで、小さいリビングルームだな、という印象をまず与えてしまう。

ハワイ不動産リエトモ
Before
ステージング前

こちらがステージング後の画像。素晴らしいオーシャンビューに溶けこむような色の小物類でコーディネイト。
ハワイ不動産リエトモ
After1
インテリアの配置や小物を変更

ここまででも十分魅力的に変わっているのだが、リエさんはさらにお部屋が素敵に見える写真が撮れるはず、とこちらの写真はボツにした。


インテリアや植物などが重ならないような角度。左右に少し映り込む家具類やテレビなどをどう入れるか、どう切るか?などシミュレーションし、最大限、お部屋がすっきりと、広く見えるような角度を探す。


そしてこちらがリエさんも納得し実際に使用された写真。
右側のテレビセットを思い切ってカットし、映り込む家具数などを思い切って減らし、広々として、海を見ながらくつろげそうなリビングルームの雰囲気が引き立つ写真になった。

ハワイ不動産リエトモ
After2
角度を変えただけで奥行きが広がりスッキリと広々した物件に

チームリエトモは、常に指名する腕のいいフォトグラファー、ビデオグラファーを抱えている。時には、家の持ち主がOKと言っても、リエさんが撮り直しをリクエストすることも。それでも、撮り直した写真に即オファーが入り、オーナーさんが後から、リエさんの意見を聞いてよかったと言う例も多くある。


 

バーチャルファニチャーなど新しい手法にも精通

また最近のリエさんの取り組みとしては、家具なしの部屋に、「バーチャルファニチャー」といって、コンピューターグラフィックスで家具を配置した画像を作ることも増えてきた。このバーチャルファニチャーの良いところは、実際に家具配置したイメージをつかんでもらいながらも、内見の際には家具のない広々とした部屋の間取りを感じてもらえること。アメリカのメインランド初の新しいテクノロジーも積極的に取り入れている。


こちらが、バーチャルファニチャーで家具を配置してみた実例。

ハワイ不動産リエトモ

こちらを実際の物件に合成すると、このようになる。まるで実際ステージングしたかのようなイメージがお客様にお届けできる。
 

そんなリエさんが指名する腕のいいフォトグラファー、ビデオグラファーとはガッチリ信頼関係がある。時には、家の持ち主がOKと言っても、リエさんが撮り直しをリクエストすることも。それでも、取り直した写真に即オファーが入ってオーナーが「リエの言うことを聞いてよかったよ(笑)」とコメントしたことも一度や二度ではない。エージェントとしての「ここぞ」というこだわりポイントには絶対に手を抜かない。
こちらが合成後。
キッチンカウンターの
白いお皿までこだわって
セッティング

同じように、バーチャルファニチャーでベッドルームをコーディネイトした例がこちら。

ハワイ不動産リエトモ

こちらが実際の物件に組み合わせたイメージ。家具なし、ガランとした物件を、事前にここまでリアル感のある写真で確認できるとは、驚いた方も多いのではないだろうか。
ハワイ不動産リエトモ
お部屋のイメージがしやすくなる

バーチャルファニチャーの場合にもインテリアや小物、色合いまで、家具があるお部屋同様、お好みに合わせてお部屋をセッティングしてもらえる。


 

トモコさんの強み:
アメリカ育ちの英語力を駆使【競り勝つネゴシエーション力】

ネゴシエーションに自信あり!

いっぽうのトモコさんの強みは、アメリカ育ちの英語力を駆使した、ネゴシエーション力だ。日本語のニュアンスも完璧にわかってもらいながら、英語での駆け引きを自在に操るエージェントの存在は、不動産取引の成功のカギとなる。

ハワイの不動産取引には、一軒家だと100ページ超える英文の資料や契約書類が出てくる。トモコさんはお客様が納得するまで、日本語で正確な内容を説明してくれる。

重要なプロセス「物件インスペクション」にもこだわりあり

ハワイ不動産取引の中で、ひとつの山場といえるのが「物件のインスペクション(調査)」。ここで不安材料があれば、理由なしにキャンセルできるという重要なプロセスだ。リエトモの二人は、細かいことも見逃さない、信頼のおける同じインスペクターに頼んでいる。

ご自身がオファーしている物件が本当に価格に見合うものなのか、調査結果を聞く場には可能な限り、お客様にも同行して見てもらうという。
 

インスペクションの結果に不安材料が見つかれば、お客様の依頼で、インスペクター以外の配管、電気、屋根など、各カテゴリーのプロフェッショナルに追加調査から、風水カウンセラーまで手配して徹底的にやってくれる。

売り手の印象をアップするトコモさん作成の「カバーレター」

売り手がハワイのローカルの人の場合、特にその家を大事にしていた売り手ほど、オファー金額以上に”どんな人が買ってくれるのか”を気にすることもある。

なので、トモコさんは、必ず購入希望者の方を引き立てるレターを必ず作成して、購入申し込み時に提出している。どんなご家族が、どういう目的でこの家を買おうとしているのか、想いを伝えるためだ。実際に、このカバーレターが効いて、ほかの高いオファーを蹴って、「リエトモさんのお客様に売りたい」と決まったこともある。
 

ハワイ不動産取引は、価格や条件だけでなく、お互いの思い入れが大きく左右することもある。そのマーケットを知り尽くした二人が心を込めて購入希望者をサポートしてくれる。

すべてはお客様の「満足」「納得」のため


日本に比べて中古物件の取引が盛んなハワイの不動産マーケットは、売買が繰り返された結果、途中で登記と実体がずれていたり、過去の履歴があいまいになってしまった物件も出てくる。
リエトモのお二人が、ここまでいろいろなプロセスにこだわりをもって、お客様に向き合うのは
 

お客さまに、状態を知って、納得して、購入や売却をしていただくためです。 あとから、こんなはずじゃなかった、ということが起きないように、 最大限のできることをやり尽くします。

と、この仕事にかける想いを語ってくださった。
 

なぜ二人組??という疑問をクリアに払拭してくれた、ハワイ不動産業界のスーパーデュオ、リエトモさん。

 

お二人にお話を聞いてみたい、購入や売却のご相談をしたいという方は、こちらのリンクからどうぞ! 


 

 

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