【Vol.2】「ANA HONOLULU MUSIC WEEK」がやって来る

更新日 2019.11.04

「ANAホノルルミュージックウィーク」スペシャルインタビュー

Vol.1では、この新しいフェスティバルのコンセプトや、出演アーティスト、スケジュール、会場情報などをまとめてお送りした。


 

2回目のこの記事では、関係者へのインタビューを通じて、ハワイに新しい歴史を刻もうとしているこのイベントの全貌をお届けする。

インタビュー:
志岐 隆史   全日本空輸株式会社 代表取締役 副社長 

このイベントを通じて ハワイの未来をつくりたいコミュニティと共に成長する音楽祭を目指します。

おかげさまで、弊社がホノルル線に導入したエアバスA380「フラ イング・ホヌ」は熱烈な歓迎で現地に受け入れていただけました。日本のエアラインで初めて導入した大型機体であることに加え、静かで快適な性能、ANAのお客様へのおもてなしの心を散りばめたサービスが好評をいただいたのだと感謝しております。でも、一番は機体にデザインされている「神聖なウミガメ =ホヌ」が好運を運んでくれたのではないでしょうか。  
 
 このタイミングに、微力ではありますが、ハワイをもっと盛り上げられないかと考えました。ハワイ現地の皆様をはじめ多くのお客様に喜んでもらえるイベントを、ハワイのローカルコミュニティーとがっちりタッグを組んで実現したい。まずはその着想から始まりました。タッグを組むなら、文化的な側面は欠かせません。なかでも音楽の力というものに私たちは注目し、ハワイ州、 ホノルル市と相談しまして、新しい音楽祭「ANA HONOLULU MUSIC WEEK」を企画・開催することになりました。 ハワイへの経済的貢献だけではなく、ハワイの未来をつくるということを念頭に置いています。ハワイ社会、アーティスト、観光客、サポート企業・団体のすべてが 「Inclusion(共生)」というビジョンのもとに、未来に向けて継続的に、共に成長していくことを目指しています。 具体的には、人種・言葉・文化を超え、このイベントを通じてハワイの社会・アーティスト・観光客・サポート企業および団体を一つに繋げたいと思っています。キーワードは 「Together in Harmony」です。

 ハワイは、世界中の多様な人々を魅了する「オープンな社会」や 「真の幸福を知る人生観」そして「生命の根源たる自然環境」を備えており、様々なジャンルの音楽を気軽に楽しんでいただける持続的な共創 環境を作れると確信しています。それと、これはデイヴィッド・イゲ州 知事、カーク・コールドウェル市長からもお願いされていることなのですが、ハワイの子供たちに音楽に触れる、学ぶ、楽しむ機会を作ることにも取り組みます。最大の見どころは、11月15 日に開催される「オープニング・ガラ」コンサート。ハワイ現地の神聖なお祈り、ハワイの文化を尊重するところから始まり、次第に、いろいろなジャンルの演奏者が、「Together in Harmony」の合言葉のもと、様々な 音楽を奏でます。多様な音楽ジャン ルのアーティスト同士の融合です。 開催期間中、様々な場所、時間で、ホノルルを音楽であふれさせたいと思っています。  

  私自身、ハワイは1984年にハネムーンで訪れて以来、大好きな場所。マリンスポーツが好きなので、 ダイヤモンドヘッドを背景にした明るく賑やかなワイキキビーチはお気に入りの場所。景色も環境も素晴らしいですね。できることなら、これからもっと頻繁にハワイを訪 れたいと思っています。ANAも、ハワイへの取り組みは続けていきます。まずは2020年にはA380「フライ ング・ホヌ」の3号機がホノルルに就航します。日本=ハワイの架け橋になるべく、安全を第一に、お客様からのお声を大切に、公共輸送機関としての使命を果たしていきます。「ANA HONOLULU MUSIC WEEK」が将来に渡ってハワイ現地に根付く存在になることも、その一環です。皆様のご協力に感謝申し上げ、成功に向けて邁進してまいります。
志岐 隆史(しき・たかし)  全日本空輸株式会社 代表取締役 副社長 
慶応義塾大学経済学部卒業後、1980年 全日本空輸株式会社入社。営業推進本部営業戦略部 長、札幌支店長、人事部長、営業センター長、ANAセールス代表取締役社長などを経て現職。
 

インタビュー:
ヴァイオリニスト 五嶋 龍

ハワイにない「四季」を 音楽で味わっていただきたい。

 今回出演を決めたのは、僕の古くからの友人たちに誘われたのがきっかけです。彼らはハワイで音楽活動をする一方で、音楽を介した社会貢献活動にも力を注いでいます。そんな友人たちと一緒にコンサートをすることで、ハワイコミュニティーに貢献できればと考えました。ハワイは特別な場所ですね。日本語が通じる米国というのはニューヨーク生まれの私にはとて も稀有な存在です。ハワイには2000年の11 月(ちょうど今回の音楽イベントの時期ですね)、オーケストラとの共演でチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェ ルトを弾くために訪れました。その際にパールハーバーやアリゾナ記念館などを巡り、USJC(日米 カウンセル)の皆様とも交流させていただきました。今回のハワイ公演の後すぐに、日本でのマリインスキー管弦楽団との共演でチャイコフスキーを弾くことになっています。何か偶然を感じますね。実 は空港がダニエル・K・イノウエ国際空港と命名されて以来、初めてハワイを訪れます。今回、私のレパートリーの中からヴィヴァルディ「四季」を演奏し ます。ハワイにない四季を、想像豊かに聴いていただきたいです。それから、実は今回まで知らなかったのですが、オーストリアの超有名作曲家、F・クライスラーが編曲した『アロハオエ』があり、それを演奏します。ハワイの皆様と一緒に楽しめるのではないかと期待しています。
五嶋 龍(ごとう りゅう)1988年ニューヨーク生まれ。3歳からヴァイオリンを始め、7歳でコンサートデビュー。数々の有名交響楽団、アーティストと共演し、その演奏を絶賛される。ハーバード大学物理学科卒業。現在はコンサートをこなしながら、米国の公立高校生に奨学金を授与するなどチャリティー活動にも積極的に取り組む。 講演情報:www.ryugoto.com/concertinfo/
 

インタビュー:
ピアニスト・音楽プロデューサー アーロン・サラ

まずは初日のガラコンサートで このイベントの醍醐味を味わってください。

 日本でのコンサートプロデュースは多く手がけてきましたが、今回ハワイで日本の著名なミュージシャンとハワイアンミュージシャンが一緒に演奏するのは、とても意義あることだと思います。元々、ハワイは日系の文化が根強い土地。人種的にも文化的にも様々な融合がされてきました。ただ、音楽の分野に関しては、クラシック、ハワイアンなどそれぞれの分野でアー ティストも曲も独立しているのが現状でした。そこに、日本のANAが風穴を開けた。音楽の融合という新しい試みがここで花を咲かせます。まるでハワイというバスケットに多種多様な花を詰めたようなもの。見るからにワクワクしますよね。  

 ハワイの音楽シーンが「次のステージ」へと進化するのが、このイベント。ぜひその瞬間に立ち会ってください。私は、初日(11月15日)に開催される「オープニング・ガラ」をぜひご覧いただきたいと思っています。そこに出演アーティストが集結しますので、音楽が”融合”する瞬間を目撃できると思います。そして、11月16日にミッションハウスミュージアムで開催されるカラカウア王の生誕を祝うコンサートも必見。これこそハワイ文化と音楽の融合です。このイベントで新たなチームが 生まれ、それが続いていくことを期待します。我々が大切にしている想いは「Love Each Other(互いに愛を)」「Love Music(音楽に愛を)」。ぜひ皆さん、素晴らしい音楽を全身で感じてください。

 
アーロン・サラ/ピアニスト、ボーカリスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。ディズニーの楽曲にも参加し、 ディズニーハワイアン・アルバム『~エ・コモ・マイ~』の ボーカルも務めた。自身も多くのアルバムを発表し、ハワイのグラミー賞とされるナホクハノハノアワードで受賞多数。ハワイ大学マノア校助教授。今回のミュージッ クウィークでは音楽監修を手がける。

チケットインフォメーション&チケット購入は
こちらの公式サイトから



いかがだったでしょうか?

今までのハワイの音楽シーンを塗り替える規模で行われるこの「ANAホノルルミュージックウィーク。」 ぜひ、足を運んでみては。
 

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