ハワイ、新型コロナウィルスのワクチンの保管問題が浮上

ハワイ、新型コロナウィルスのワクチンの保管問題が浮上

更新日 2020.11.13

ファイザー製薬は、11月9日に開発した新型コロナウィルス向けのワクチンに高い約90%の感染予防の有効性があることを発表した。世界的なパンデミックの収束に向けた供給への期待が高まった。

一方、ハワイ州ではもしこのワクチンが供給されたとしてもその保管の問題が新たに起きている。このファイザー製薬によるワクチンはマイナス75℃という超低温での輸送・保管が必要となる。輸送時にはドライアイスを同梱した特別容器を使い、一度に1000-5000投与相当量が輸送されるが、ハワイ州内の医療機関には、受け取ったワクチンを超低のまま保存する施設を持っているところはないという。

この超低温保存されたワクチンは約6ヶ月持つが、通常の冷蔵施設では5日しか持たないという。医療機関にワクチンが大量に届いた場合、保管スペースや大量のドライアイスの取り扱いなど、未経験の対応を迫られる。

ハワイ州保健省ではこのワクチンのロジスティクス問題について対策を検討中という。
 


 

不動産会社・
エージェントにお問合せ
閉じる