ホノルル市長、連邦運輸局にホノルル高速鉄道の最終区画の予算立案期間の1年延長を要請

ホノルル市長、連邦運輸局にホノルル高速鉄道の最終区画の予算立案期間の1年延長を要請

更新日 2020.11.19

ホノルル市のコールドウェル市長は、ホノルル高速鉄道プロジェクトの最終区間工事(P3)について、連邦運輸局に1年間の延期を要請した。

これは連邦から同プロジェクトに対する250ミリオンドル(約260億円)の資金供与の締め切りが2020年12月末に迫る中、最終区間工事の予算立案と工期見込みについて、ホノルル市とホノルル高速交通公社との間で大きな乖離があり合意に至っていないためである。


ホノルル市の高速鉄道委員会によって作成され、コールドウェル市長が承認した要請書には、コールドウェル市長が「より現実的で保守的な数字」と呼ぶ見積もりが含まれている。それによると、最終区間は2.2~2.5ビリオンドル(約2280~2600億円)の予算で、最終完成は2033年になるとしている。

一方HARTの見積もりは、1.78ビリオンドル(約1850億円)で、最終完成を2027年か2028年と見ている。

コールドウェル市長の任期がスタートした4年前には、本来この鉄道プロジェクトは2019年に完成している予定だったが、予算、工期ともに大幅な超過と遅れが出ている。

ホノルル市は、この最終区間工事のキャンセルを表明していたが、HARTは市に対して、キャンセルや再調達ではなく、既存のP3計画の下で段階的なアプローチで、プロジェクトを完了することを提案しているという。

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