ハワイ州にカジノリゾート建設計画が検討に

ハワイ州にカジノリゾート建設計画が検討に

更新日 2020.12.18

ハワイアン・ホームランド局は、オアフ島のカポレイ地区にある同局が管理する土地でのカジノ建設計画を立法化するかどうかの検討を行っている。

このハワイアン・ホームランド局はネイティブハワイアンによって所有されていた土地をネイティブ・ハワイアンに戻し、住居や農工業などに利用するために信託管理するハワイ州の部門であるが資金難に陥っている。

この部門の資金難を解消する策として、管理下にあるカポレイの土地の一部を、24時間営業のカジノリゾートを建設し、この数年カポレイ地区に建設されたホテル群の宿泊客に対してサービスを行う計画である。

同局は、約28000人のネイティブ・ハワイアンの人が土地所有のためのウェイティングリストに登録しているというが、資金難によりそれが進んでいない。このカジノ運営からの税収入により、財政難を解消したい考え。
 

一方、反対派の声も多く、ただでさえ、経済的に厳しい家庭の多いネイティブ・ハワイアンが多く住むエリアにギャンブル施設を作れば、ギャンブル依存症を引き起こす、また、ハワイの中の他の場所にも広がり、ハワイ州の守ってきた価値を損なう、なし崩し的にカジノ建設が州に広がるドアを開けてしまう、といった懸念が上がっている。


アメリカの中で、合法的なギャンブルが認められていないのはハワイ州とユタ州の二州だけとなっている。

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