ホノルル市、ホームレス対策特別チームが10月15日より始動

オアフ島を管轄するホノルル市のブランジャルディ市長は、ホームレスに対応する特別チーム「COREチーム」をスタートすると発表した。ハワイでは路上生活者が社会問題となっており、パンデミック後は増加傾向にあった。

市が500万ドルを投じて実施する「CORE プログラム（Crisis Outreach Response and Engagement Program）」のチームは、ホノルル市救急局の救急車2台と救急救命士、ソーシャルワーカーによって構成されており、10月15日より稼働がスタート。
ホームレスに関連した911通報に対して、事件性や緊急性がない場合にはCOREチームが対応し、空腹や軽い病気、依存症治療などそれぞれの課題に対して専門家への連携するなど包括的に対応する。市の住宅局などとも連携し、最終的にはより多くの人を路上生活から開放させたいとしている。

現在のルールでは事件性や緊急性のないホームレスへの911への通報に対しても警察や救急車が出動し対応を行っていた。また救急車が出動すれば必ず救急病院に連れて行き、救急病院はすべての来訪者に対応している。これらの不必要な出動を減らし、警察や救急が本来の緊急事態に対してリソースを確保できるようになる。

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