ホノルル市の計画許可局のスタッフなどが汚職で有罪判決

ホノルル市の建設許可を出す計画許可局に32年にわたって勤務していたベテラン職員ジャニー・ジャボニージョ（72歳）は建設許可を早めることなどを条件に賄賂を受け取っていた罪で有罪判決を受けた。少なくともジャボニージョ被告は勤務期間の最後の10年間で、建設計画に迅速に処理することで少なくとも10人の個人および企業から現金を受け取ったとみられている。2021年に連邦政府が、計画許可局職員4人、およびその顧客の1人を起訴した後、彼女が最初の被告となった。ジャボーニョ被告は10年の間に63,000ドル以上の賄賂を受け取った事実について有罪を認めた、2年半の刑期を刑務所で過ごすことになる。

そのほかに、元建築検査官のジェイソン・ダデス、元計画検査官のカナニ・パデケン、建築家のビル・ウォンも有罪を認め、判決待ちとなっている。

またこういった賄賂は彼女一人だけが行っていたものでなく、賄賂を支払った人の計画は「記録的な速さ」で承認し、支払いを拒否した人々の建設は停滞するといった計画許可局全体の風潮なっていたといわれている。

裁判官は、この判決がこういった不正行為への今後への強い抑止力になることを求め、ジャボニージョ被告の弁護士による自宅軟禁への減刑に応じなかった。ホノルル市長は「こういった不正行為はホノルル市のどの場所であっても認められない」と声明を出した。

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