"ハワイに住む"を叶えた人々にインタビューするこのシリーズ。
今回はハワイで建築デザイナーとして活躍する鈴木ヒロトさんにお話をお伺いしました。
京都市東山区出身。関西大学工学部建築学科卒業後、設計事務所に就職。1989年にハワイへ移住。ピーター・ヴィンセント・アーキテクツの共同経営者として多くのプロジェクトを手がけた後、ホノルルに建築デザイン事務所・Wanderlust Plusを設立。
バブル絶頂期に経験した下積み生活が未来の糧に
ハワイで仕事を続けたいという思いから26歳で移住を決意
設計事務所に勤務して2年目に、ハワイに長期出張というチャンスが訪れました。当時、日本はバブルの絶頂期で、ハワイでも多くの日本人が不動産を購入して、建築デザインの需要が増えている時代。ハワイで苦労しながらも何でもひとりでやり遂げているうちに、「何だってできるかも」という自信が沸いてきました。プロジェクト終了後、ハワイで仕事を続けたいという強い思いから、ハワイの建築会社のサポートを受け、H1Bを取得。26歳でハワイに移住しました。
本格的に英語で図面を書く仕事が始まると、専門用語やヤードポンド法などの壁が厚く当初は苦労の連続。しかし、その後は仕事が認められグリーンカードも取得し、肩書きもアソシエイツとなりました。建築家のピーター・ヴィンセントとの出会いもあって、今は独立し数多くのプロジェクトを抱える日々です。
ハワイの良さは時差で仕事ができるところ
ハワイの良さは、日本とメインランドの中間に位置しているので、午前中はLAやNYと、午後は日本と、という風に仕事ができる時間差がありがたいですね。夢は60歳になったら友達と赤いちゃんちゃんこを着て、「現金持ってポルシェを買って、かっ飛ばしたいね」なんて、元気なおじいちゃん像を描いています。
ハワイでのお気に入りはインテリアショップのフィッシュケーキ
最後にハワイでのお気に入りの場所をうかがいました。
フィッシュケーキ
アジアやヨーロッパから取り寄せたユニークな家具、装飾品、絵画が揃うお洒落なインテリアショップ。ギャラリーとして活用されることも。
Fishcake
住所:307C Kamani St, Honolulu
電話:808-593-1231
ウェブサイト:http://www.fishcake.us
※この記事は「ハワイに住む」マガジンVol.4(2011年1月)の記事を元に作成しています。