サンナカ・ウエストはハワイで創業19年を迎える総合建築デザイン/インテリア企業である。同社で以前から取り扱いの多かった住宅設備機器類の専門ブランド「サンナカ・ハウス」がショールームをオープンした。今日はそのショールームの中でも、キッチンやキャビネット周りの住宅設備についてご紹介する。

日本の住宅設備機器専門「サンナカ・ハウス」が
本格的なショールームをオープン

サンナカ・ウエスト社は、ハワイでは手に入りづらかった日本の和家具や民芸家具などから事業をスタート。その後、日本製の直輸入の洋家具を販売するサンナカ・ウエスト・アネックスへ事業を拡大し、住宅や店舗インテリアの内装や改装を数多く手掛けてきた。

中でもユーザーから非常に引き合いが多かったのが、ハワイではなかなか見つからない日本製、日本クオリティのキッチンやキャビネットなどの住宅設備だった。この住宅設備の商品のみを集めたのが、3本目の事業の柱となる「サンナカ・ハウス」だ。

サンナカ・ウエスト　中山 盛智社長:

このたび完成した「サンナカ・ハウス」のショールームでは、実際にお客様が実際に、使いごこちやサイズ感などを確かめながらオーダーが可能なため、非常に喜ばれています！

ショールームでは主要なブランドの商品を見ることができるが、それ以外にも日本のメーカーのキッチン類であれば、ほとんどが取り扱い可能となっている。

中山社長いわく、日本製の住設機器類は「機能性の高さ」「清潔に保ちやすい工夫」そして「優しいデザイン」の3つのポイントが優れているという。

まずはショールームで撮影したボタンひとつで電動式で昇降するキャビネットの動画をご覧いただきたい。中山社長いわく「この電動昇降式キャビネットをショールームでご覧になった方は、初めて見る便利なシステムに驚きの声をあげられますね。」とのこと。

高い棚が、ボタンひとつで目の前の高さにすーっと降りてくるのは感動もの。ご覧になった方の導入率はほぼ100%だそうだ。

また電動式だけではなく、手動で上げ下げするタイプもある。こちらも軽い力を加えるだけで、サスペンションによって制御された優雅な動きで上下する。

キャビネットの高いところにある重い食器や調理器具の上げ下ろしは脚立が必要なため、とくに女性やシニアの方には大変で、ついついデッドスペースになりがちなもの。安全面という面からも人に優しいユニバーサルデザインとなっている。


デッドスペースといえばL字型のキッチンのコーナーに斜めに設置された奥行きのある引き出しワゴンも、ショールームを訪れた方が必ず注目するアイテムだという。ワゴンの奥行きと収納力もさることながら、ワゴンの両サイドの三角のデッドスペースも見逃さない。

キッチン類はすべて、オーナーのカスタムオーダー。日本で生産、直輸入となるため、細かいところまで好みを反映することができる。例えば引き出しのタイプ、その中の細かい仕切り方など、チョイスが多いのはさすが日本クオリティと言えるだろう。

天板から引き出しの底板までステンレスのものを選ぶことができる。調理スペースだけてなく、引き出し内の液垂れや油染みなども残らず拭き取れるため、きれい好きな方ならぜひチョイスしたいところ。


ショールームでは、キャビネットやカウンタートップの色、素材などの見本も大量に揃えている。多くのメーカーとの取引があるサンナカ・ウエスト社なら、理想のキッチンを実現するのに、ピッタリのブランドやプランを提案してくれる。

またキッチンは平面の図面だけでなく、3Dのデザインも作成して提案してくれるのでトータルの仕上がりイメージを事前に確認できる。さらに、VRグラスを使って、バーチャル空間に再現したデザインを体験することも可能。ハワイでは他のデザイン会社が提供していない最先端のシステムを使っている。

現在ショールームは予約制。新築やリノベーションを考えている方が、建築家やインテリアデザイナーの方と一緒に訪れることも多いという。

訪問をご希望の方はサンナカ・ウエスト社へお問い合わせください。