ハワイ生まれのプラントベースフードとドリンクを提供するカフェ「Alo Cafe」。ワイキキの1号店が好評で、2号店のダウンタウンのビショップ店に出店。そしてこの4月にはおしゃれなお店が集まるカカアコの商業施設「Salt」に3号店をオープンされました。
今日は2021年にファミリーでハワイ移住され「Alo cafe」を立ち上げ運営されている淵江亮一さん(Rioさん)に、お話しを伺いました。
”プラントベース”がテーマの「ALO Cafe」が
いま人々に求められている理由
Alo Cafeのメニューはすべてプラントベース。スムージーやアサイボウルなどの全店舗共通のメニューに加えて、カカアコにオープンした3号店では、プラントベースでお野菜たっぷりのラーメンやカレーなどの新メニューも提供中です。
亮一さん:
私はもともとフレンチやイタリアンのシェフの経験があるので、メニュー開発の主要な部分は私が担っています。うまみ調味料(MSG)や精製された白砂糖を使わないこと、パイナップルは必ずフレッシュなものだけを使い、自分たちで糖度・熟度を管理してベストな状態で出すことなど、食材の素材選びからこだわっています。
とくに差別化を図ろうと意識したことはなくて、自分たちが食べたい”シンプルで、身体によくて美味しいもの”を追求しながらたどり着いたメニューが、お客様に喜ばれている、ということなんだと思います。
嬉しいことに、どのお店も毎日のように来てくれるリピーターさんが増えています。
こちらはカカアコ店でスタートした新メニュー、100%ヴィ―ガンの「ファイヤークラッカー担々麺」。”プラントベースとは思えないスープのリッチなコクに驚いた”という声が上がっています。
こちらもカカアコ店の新メニュー「ココナッツカリーボウル」。いずれのメニューもお野菜やルーを含めて色の取り合わせが目にも鮮やか、身体の中からキレイになれそうな美しいプレゼンテーションとなっています。
亮一さん:
料理は「料を理(はか)る」と書くように、材料の量や調理時間など”はかれる要素”に落とせるものです。でもAlo Cafeは3つ星レストランではないので、凝った食材や時間をものすごく掛けて作る料理は出せません。そしてもちろん家庭料理以上の美味しさを、カフェとしてテンポよく提供できることも大切です。
それらのバランスをとるためにレシピの作り込みや事前の仕込みは丁寧に行っています。たとえば坦々麺のスープ用の味噌の仕込みは非常にこだわりを持っています。その前準備があるからこそ、オーダーが入ったあとの工程をシンプルにすることで、オペレーションのスムースさを実現しています。
ハワイでしか表現できない「食材の生命力」をお伝えしたいです。その本質を守りながら、同時にオペレーションの円滑化を図ることが出来る方法を常に模索し、トライ&エラーを重ねています。3店舗、どのお店で働いてくれているスタッフはみなモチベーションが高く、スタッフの評価もお客さまから非常に高いものをいただいております。これは本当に嬉しいところです。
1号店、2号店、3号店と快進撃を続けてきて、亮一さんにもAlo Cafeのビジネスに対する心境の変化があったそうです。
亮一さん:
急成長しているように外からは見えると思いますが、実は今までそれほど強い”拡大志向” を持っていたわけではなかったのです。 過去2店舗の経験を踏まえて、3店舗目を立ち上げたことで「事業としての一つのボーダーを超えられたな」という実感がありますね。このやり方でまだ店舗を増やしていけるという経営の形が見えてきました。
たとえばAlo Cafeはマネジャーであっても、スタッフ不足の穴埋めのための長時間労働をさせないような仕組みを作っています。長い目で見て人材と事業が健全に成長し続けられる形を考えながら作って来たスタイルです。
ハワイの魅力をその存在から見せてくれるローカルスタッフ、またきめ細やかさを持って仕事に向き合ってくれている日本人スタ ッフ。 人材面では双方の良さとバランスを大切にしながら経営しています 。
いかがでしたでしょうか? さらなるメニューの充実し、経営強化したALO Cafe3号店。
ソルトやカカアコにお越しの際は、ぜひ、立ち寄ってみてください。
ALO Cafe Hawaii SALT at OUR KAKAOKO
営業時間:毎日:9am-5pm
https://alocafehawaii.com