フィジー追悼コンサートに約3万人 ハワイ音楽界のレジェンドを偲ぶ

フィジー追悼コンサートに約3万人 ハワイ音楽界のレジェンドを偲ぶ

更新日 2025.09.15

ハワイのアイランド・レゲエ界を代表するアーティスト、フィジー(Fiji/本名:ジョージ・ヴェイタモツ・ヴァカラヒコ)を追悼する無料コンサートが14日、ホノルル市のトム・モファット・ワイキキ・シェルと隣接するカピオラニ公園で開催され、主催者発表でおよそ3万人が来場した。

www.fijiforever.org/

イベントには地元の人気アーティストやDJが多数出演し、フィジーの代表曲を中心に演奏。観客はキャンドルライトを掲げるなどして故人を偲び、平和的な雰囲気のなかで夜遅くまで音楽を楽しんだ。

フィジーはフィジー諸島出身で、90年代以降ハワイを拠点に活動。ソウルやレゲエ、アイランド・ミュージックを融合させた独自のスタイルで人気を博し、グラミー賞候補にも選ばれた実績を持つ。地域社会への貢献や若手育成にも積極的で、多くのアーティストやファンから慕われていた。

主催者によると、イベントの実現には約300人のスタッフやボランティアが参加。通常であれば150万ドル(約2億2,000万円)以上かかる規模のイベントだったが、スポンサー各社の支援により、実際の費用は50万ドル程度に抑えられたという。

ドミノ・ピザ・ハワイのフランチャイズオーナーであるマイク・ロンペル氏は、現金で3万ドル、商品提供で約8,000ドル相当を寄付したことを明らかにした。

また、治安面についてホノルル警察は「逮捕者はゼロで、非常にスムーズな運営だった」と発表。医療対応も軽微なケースにとどまり、公園利用による追加費用約1万6,000ドルも、主催者側が全額負担する見通し。

イベントを企画したマイク・ガルミチェ氏は、「来場者の皆さんが秩序を守り、互いに敬意を持って行動してくれた。心から感謝している」と話した。

主催者は今後、フィジーの功績をたたえる銅像の設置や、追悼イベントの年次開催も視野に入れているという。


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