アラモアナ・ビーチの砂浜再生へ744万ドル 州が資金拠出を承認

アラモアナ・ビーチの砂浜再生へ744万ドル 州が資金拠出を承認

更新日 2026.10.30

ハワイ州土地・天然資源委員会は10月23日、アラモアナ・ビーチの砂を補充する事業に、州からホノルル市へ744万ドルを拠出するための合意書を承認した。長年の侵食で失われた砂浜を回復するため、沖合の海底から採取した砂を最大7万立方ヤード(約5万3,500立方メートル)、公園前の海岸沿いに補充する計画だ。

アラモアナ・ビーチ

アラモアナ・ビーチは人工的に整備された海岸で、砂の流出が続き、満潮時には砂浜がほとんど残らない場所もある。沖合には遊泳用の深い水路があり、海側から砂が岸へ届くのを妨げているため、砂が自然に補われにくい構造となっている。

計画は2021年に許可を受けていたが、コロナ禍で事業用に確保していた資金が感染症対策に回され、着工できずにいた。市はその後も資金確保を進め、2025年に州の「グリーン・フィー」制度へ建設資金を申請した。

グリーン・フィーは、2026年1月からの宿泊税の引き上げによる増収分などを活用し、環境保全や気候変動対策を進める制度。州議会は今回の事業向けに800万ドルを予算計上し、管理費などの7%を差し引いた744万ドルを拠出する。

公園は市が管理する一方、砂浜は大部分、または全体が州の管轄にあるため、州と市が共同で事業を進める。市は事業の発注や契約を担い、完成後も砂浜の日常的な維持管理を行う。

現在の許可では、工事の完了期限は2030年2月11日となっている。ただし、これは完成予定日ではなく、具体的な着工日や工事期間は今回の資料では示されていない。事業費が州の拠出額を上回り、追加財源を確保できない場合は、工事範囲を縮小する可能性もあるとしている。


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