【稲本健一さん】インタビュー集「やっぱりハワイ!」Vol.2 稲本健一さん コロナ禍で人生変わったそうですね?

【稲本健一さん】インタビュー集「やっぱりハワイ!」Vol.2 稲本健一さん コロナ禍で人生変わったそうですね?

更新日 2022.12.26

2年に及ぶパンデミックでハワイも色々ありました。 ハワイを愛するみなさんに、コロナ禍を経てハワイとの関係がどう変化したか、伺いました。 揃ったのは「やっぱりハワイ!」という結論でした。 5名の方にインタビューしました。

Vol.1~5まで、シリーズでお送りします!
Vol.2は 稲本健一さんです!
 

Q:稲本健一さん、コロナ禍で人生変わったそうですね
A:マインドセットできたコロナ期間、ハワイの存在はどんどん大きくなりました。

稲本健一(いなもと けんいち)アロハラボ代表
1995年ゼットンを創業し、2006年に上場。数多くの飲食事業を手がけた後、17年にDDホールディングス取締役CCOに就任し、海外事業を統括する。21年2月に同役職を退任し、アロハラボを設立。出前館、トレタなどの顧問を務めるほか、美容医療事業、不動産事業、ホテル事業などを手掛ける。
 

稲本:今考えると、このままでいいのかと胸の奥では考えていたのでしょうね。それがコロナ禍になって考える時間が増えて、具現化し、行動に移せた気がします。その意味ではこのコロナ禍の2年間はマインドセットできた貴重な時間だったのかもしれません。

 パンデミックになるまでは、ほぼ毎月ハワイに来て、多い時は年の半分ハワイにいました。2020年3月も、ハワイに行くフライトを予約していたのに、ハワイがロックダウンになるか何かの理由で飛ばなくなった。当時は「まぁ、しばらくの我慢かな」と思っていたけど、それから実に2年1カ月、ハワイに来ることができなかった。これは予想外でしたね。予約していた便を4回も先の日程に変更しました。行けるかな行けない、行けるかな行けない、そんな繰り返しでしたね。同じくハワイと日本のデュアルライフをしているナオ(本田直之)とも、いつも「ハワイにいつ行けるか」って情報交換していたし、何より会う人会う人に「イナケンさん、ハワイいつ行くの?」って何度聞かれたことか(苦笑)。みんな、オレがハワイに行ったら「もうハワイに行けるんだ」と判断しようとしていたみたい。オレはリトマス試験紙じゃないって言うの(笑)。

 それでその間に日本で何をしていたかと言うと、コロナ禍当初は飲食業界を代表して政治と闘っていました。日本の緊急事態宣言直前の3月30日、飲食業ばかり悪者扱いされる現状にたまりかねてフェイスブックでコメントしました。反応はすごかった。8500以上のライクにFacebookJapanの関者が驚いていたけど、7000を超えるシェアにはもっと驚いていました。私の発言が国会でも読み上げられたほどで、予想以上の反響をいただいた。その反響を受けて、名だたる政治家の皆さんにお会いして陳情し、一方で医療従事者に食事を届ける活動もしました。多くの協力者を得て、飲食業界はコロナ禍でも相応の補助や恩恵は受けられたと思います。批判もあってマインド的にはきつい時もあったけど、やりきった感はあります。

 

ハワイにはまだ求められている気がする

けれど、それも今思うと遠い昔のように感じます。たぶん、今年3月に2年1カ月ぶりにハワイに来て、自分の中での「コロナ」が終わったのかもしれない。ハワイでようやくリセットされた気がします。一方で、ハワイに来られない間、自分の中でハワイの存在はどんどん大きくなっていきました。会えないほど恋しい、恋人のような存在。沖縄には行ったけどハワイの代わりにはなりませんでした。そして、ハワイ以外の外国にも目は向きませんでした。ハワイに行けないことが何より辛かった。ロックダウンの間などはハワイの状況を心配したけど、終わってみれば、ハワイは以前よりグレードアップしてさらに人気が増した気がします。価値が上がったんじゃないかな。これまで、飲食から一度離れてみるのも大事かなと心の中で考えてはいたけど、忙しい日々に流されていました。コロナになってハワイに行けなくなり、自分の生活を見つめ直した時、ハワイの存在がより大きくなったのと同時に実感したのが、一つだけやってもダメだなと。先が読めない時代ですからね。だから今、ホテルプロデュースや美容医療事業など多くの分野に挑戦しています。その中でいくつか残っていくでしょう。飲食業は、一回全てをリセットして、新鮮な気持ちでまた飲食というカルチャーに向き合いたいと思っています。でも始めならハワイでやりたいですね。縁あって北海道のニセコで事業を始める計画もあり、当面はニセコとハワイが生活の中心になります。いや、やっぱりハワイのほうが大きいかな(笑)。自宅で海を見ていると、ここがオレの居場所だとひしひしと感じるんです。

 何が大事なのか、削り出す期間がコロナ禍だった気がします。そのときに、ハワイがより一層、美しく削り出されました。物づくり、店づくりが大好きなので、これからもそれはブレない。求められている所があるなら、役に立ちたいと思っています。ハワイにはまだ求められている気がするんです。ハワイで新しいレストランの計画もあります。楽しみにしていてください。

2020年は十数年ぶりに日本で誕生日を迎え、あえてマスク姿でポートレートを記録した。
 

インタビュー集やっぱりハワイ!Vol.1 つんく♂さんの記事はこちらから>>

インタビュー集やっぱりハワイ!Vol.3 本田直之さんの記事はこちらから>>


 
インタビュー集やっぱりハワイ!Vol.4 早川 仁さんの記事はこちらから>>

インタビュー集やっぱりハワイ!Vol.5 加藤信一さんの記事はこちらから>>

※この記事は「ハワイに住む」マガジンVol.50の記事を元に作成しています。



 

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