【2026年5月】ハワイ不動産レポート 戸建て市場は再び加速、コンド市場は回復の兆し

【2026年5月】ハワイ不動産レポート 戸建て市場は再び加速、コンド市場は回復の兆し

更新日 2026.06.15

「ハワイに住む」編集部では、ホノルル不動産協会(HBR)が発表する統計をもとに、オアフ島の不動産マーケット動向を毎月レポートしている。今回は2026年5月の統計をもとに、オアフ島の住宅市場の状況をまとめた。

ホノルルリアルター協会による 2026年5月のマーケットレポートサマリー

2026年5月のオアフ島不動産市場は、戸建て住宅とコンドミニアムで対照的な動きが見られた。

戸建て住宅は成約件数が前年比8.5%増加し、販売日数も大幅に短縮。売り手優位の状況が一段と鮮明になった。一方、コンドミニアム市場は成約件数こそ前年を下回ったものの、中間価格は上昇し。需要回復の兆しが見え始めている。

 

  • 戸建ての中間価格は$1,166,000で、前年同月比0.8%減
  • 戸建ての販売数は255件で、前年同月比8.5%増
  • 戸建ての売り出し期間は13日で、前年同月比8日短縮
  • コンドミニアムの中間価格は$520,000で、前年同月比4.0%増
  • コンドミニアムの販売数は339件で、前年同月比9.4%減
  • コンドミニアムの売り出し期間は43日で、前年同月比4日長期化


ここから、それぞれの主要な指標について見ていく。

(チャートは緑のラインが戸建て、黄色のラインがコンド。以下のチャートはすべて同じ)

中間価格

5月の戸建て住宅の中間価格は116万6,000ドル。前年同月の117万5,000ドルからわずか0.8%の下落となり、高値圏を維持している。戸建て市場は底堅い需要の高さを示した。

一方、コンドミニアムの中間価格は52万ドルとなり、前年同月比4.0%上昇した。2025年以降、50万ドル前後で推移していた価格帯から一歩上昇した形となり、需要の回復を感じさせる結果となった。

価格帯別販売件数

戸建て住宅では100万〜149万ドル帯が94件と最も多く、市場の中心価格帯となっている。次いで150万〜199万ドル帯が38件、90万〜99万ドル帯が30件となった。

また200万〜299万ドル帯は前年比66.7%増加し、高価格帯の動きも活発だった。一方で300万ドル超の超高額帯は前年比52.9%減となり、富裕層市場にはやや落ち着きが見られる。

コンドミニアム市場では40万〜49万ドル帯と50万〜59万ドル帯がともに59件で最多となった。比較的手の届きやすい価格帯への需要が引き続き市場を支えている。


 

販売件数

戸建て住宅の販売件数は255件となり、前年同月比8.5%増加した。2026年の累計販売件数も1,116件と前年を6.8%上回っており、戸建て市場の需要は依然として強い。

一方、コンドミニアムの販売件数は339件で前年比9.4%減少した。累計販売件数も前年を5.0%下回っており、戸建てと比較すると回復にはやや時間がかかっている状況である。
 

ただし、契約中(ペンディング件数)は戸建てが前年比8.8%増、コンドミニアムも7.0%増となっており、今後の成約件数回復に向けてコンドミニアムにも明るい兆しが見える。

 

販売期間  

戸建て住宅の中央値販売日数は13日となった。前年の21日から大幅に短縮されており、条件の良い物件には依然として買い手が集中していることが分かる。

対照的にコンドミニアムの販売日数は43日。前年の39日からやや長期化しており、買い手が比較検討できる環境が続いている。

在庫件数

戸建て住宅の在庫数は730件となり、前年比10.8%減少した。コンドミニアムも2,387件で前年比6.6%減となった。2025年は在庫増加が続いたが、2026年に入り市場在庫は徐々に吸収されている。特に戸建て市場では在庫減少と需要増加が同時進行しており、価格の下支え要因となっている。

編集部まとめ

2026年5月のオアフ島不動産市場は、戸建て市場の強さが際立った月となった。

販売件数は増加し、販売期間は13日まで短縮。在庫も減少しており、売り手優位の市場環境が続いている。一方でコンドミニアム市場は販売件数こそ前年割れとなったものの、中間価格は上昇し、ペンディング件数も増加している。市場の底打ちと回復の兆しが見え始めた月といえるだろう。

2026年前半のオアフ島不動産市場は、「戸建ては堅調、コンドは回復途上」という構図がより鮮明になっている。夏以降、この流れがどこまで続くか注目したい。

過去のマーケットレポートはこちら

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