11月24日からさらに厳格なルールでの運用が開始されたハワイ州の事前テストプログラムだが、この厳格化に対して反対の声が上がっている。
これは14日間の自己隔離を免除されるためには到着時の陰性結果提示を必須とするもので、到着時に検査結果が出ていない人は、検査結果が出るまで自己隔離し、その後、検査結果が届いて陰性なら隔離免除というケースを認めないというもの。
このルールの変更に対して、ハワイ州のスコット・サイキ議員や、ホノルル市のコールドウェル市長、ホテル関係者などが反対の声をあげている。
というのも、旅行者側がハワイ州の規定に則って完璧に準備をしていたとしても、検査機関側の遅れや手違いで、ハワイ旅行そのものが14日自己隔離で終わってしまうことを意味するため、多くのキャンセルを招いているためだ。
ホノルル市のコールドウェル市長は、ダニエル・K・イノウエ空港(ホノルル空港)内にテスト機関が設置されているのだから、到着者で検査結果が出ていない人はそこを利用するべきと表明。ちなみに現在、空港内のテストサイトは、隣島間の旅行者に対して利用されており、これら施設の活用で回避出来る厳格化をスタートしたとして、当該ルールの見直しを求める声が高まっている。