ハワイ大学経済研究所、2021年第1四半期の回復が遅れると予測

ハワイ大学経済研究所、2021年第1四半期の回復が遅れると予測

更新日 2020.12.14

ハワイ大学経済研究所が発表しているハワイ州経済予測の最新レポートで、2021年の第一四半期の回復は遅れるだろうとの予測を発表した。

事前テストプログラムがスタートした2020年10月、11月と昨年比約22%の渡航者の来訪と順調な観光経済の回復を見せていたが、2020年12月に入り本土での新型コロナウィルスの感染最拡大、またハワイ州の事前テストプログラムの運用ルールの厳格化により経済復興のスピードが停滞していると指摘。2020年12月の渡航者数は前年比18%にとどまり、またこの流れは来年の第一四半期まで続く可能性があるとしている。しかし、第二四半期からは、事前テストへのアクセス改善などにより回復基調に戻る可能性が高いとしている。
 

悲観的なシナリオとして、アメリカ本土での感染拡大がさらに広がってコントロール不能となり、テスト受診ができないなどの事態になった場合、渡航者数は前年比の5%程度にまで落ち込み、それが3月まで続く可能性があるとした。

一方、楽観的なシナリオとしては、ワクチン接種やテスト受診が広まった場合、急速なハワイ経済の回復が見込まれるとした。

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