ワードビレッジで過去最高の14億ドル超を事前販売 ハワード・ヒューズ社、ペントハウス需要が好調

ワードビレッジで過去最高の14億ドル超を事前販売 ハワード・ヒューズ社、ペントハウス需要が好調

更新日 2025.11.12

ホノルルの開発事業「ワードビレッジ(Ward Village)」を手がけるハワード・ヒューズ・ホールディングス(Howard Hughes Holdings Inc./NYSE: HHH)は、第4四半期の事前販売額が14億ドル(約2,200億円)に達し、過去最高を記録したと発表した。

発表によると、この販売実績は同プロジェクト内の新たな3棟、メリア(Melia)、イリマ(Ilima)、ラウニウ(The Launiu)の計216戸によるもの。うちメリアとイリマの2棟で208戸・13億8,000万ドルの販売を記録した。これは、9月に樹立した12億ドルの記録を上回る。

クラシックな風格を備えたイリマ(完成予想図)

投資家向け資料によると、メリアは全220戸のうち62%(約7億3,400万ドル)、イリマは全148戸のうち49%(約6億4,800万ドル)がすでに販売済み。両タワーでは、ペントハウス(最上階住戸)だけで約2億8,000万ドルの販売を記録したという。

イリマの最上階ペントハウスは4,000万ドル(約62億円)で契約中とされ、成立すれば、2023年にパークレーン・アラモアナで記録された2,750万ドルを上回り、ハワイ州で過去最高額のコンドミニアム取引となる見込み。

ハワード・ヒューズ・コミュニティーズのボニー・ウェデマイヤー副社長は声明で「ワードビレッジにおける堅調な需要は、居住者が享受する高い生活品質と、当社の長期的ビジョンへの市場の信頼を示すもの」と述べた。

一方、ラウニウ・ワードビレッジ(The Launiu Ward Village)は、アラモアナ大通りとワードアベニューの交差点に位置し、486戸の住宅と商業施設、約2万1,000平方フィートの公共スペースを含む計画。すでに68%が販売済みで、販売額は5億7,700万ドルに上る。

同社によると、イリマ、メリアを含む最新6棟の合計2,070戸が販売または契約済みとなっており、「The Park Ward Village」は97%、「Kalae」は93%、「Ulana Ward Village」は100%の販売率を達成している。

ハワード・ヒューズ・コミュニティーズのハワイ統括プレジデント、ダグ・ジョンストン氏は「ワードビレッジは多様な価格帯の住宅供給に加え、活気ある公共空間や商業環境を創出することで、地域経済や雇用にも寄与している」と述べた。

また、高級タワー「Victoria Place」では、過去1年間で52戸が再販されており、うち2戸のペントハウスが7月に合計1,120万ドルで再販売された。これは2025年のオアフ島における1,000万ドル超の再販取引の一つとなっている。

さらに、同プロジェクト最初のタワー「Waiea(ワイエア)」では、元ハワード・ヒューズCEOのデヴィッド・ワインレブ氏が所有していた5階建てのヴィラユニットが1,380万ドルで市場に出されている。

ワードビレッジは2014年の第1棟「ワイエア」完成以降、ホノルルの再開発を象徴するプロジェクトとして進化を続けており、今後も高級住宅市場の動向を左右する存在となりそうだ。


メリア(Melia)、イリマ(Ilima)については、この記事も併せてご覧ください。

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