ジャパンハワイ・コネクトピッチイベント
6月18日に、ホノルル日本領事館とMaji Connectionの共同共催によるジャパンハワイコネクトピッチイベ
は日本からハワイからで計300人を超える注目を集めた。
このピッチイベントは日本からのスタートアップ8社が集まり、
「マジ・
ハワイと言う場所は観光以外の産業のイメージがあまりない場所で
まず日本側のスタートアップがアメリカ進出を狙う場合、いきなりアメ
またハワイ側のスタートアップの中にも、
とのコメントを寄せていただいた。
ハワイを舞台に新しいマーケットが生まれそうだ。
ピッチに参加した8社をご紹介
今回のピッチコンテストに参加した発祥のカテゴリーは4つ。
観光テック、医療・健康テック、農業・食テック、
コロナにより変わらざるを得ないハワイの観光業、
店舗や施設の空き状況をリアルタイムで把握できるシステムを提供しているのがVacan。コロナにより混雑を避けることが今まで以上に必要になった世界で求められているテクノロジーと言えるだろう。
店舗のほかにもトイレやホテル・駅などでも利用され、「密」を避ける取り組みを行っていることを示し可視化することで、顧客からの安心を得られ、集客上の取りこぼしも回避できる。表示はサイネージやウェブ、アプリなどとフレキシブルに連携可能。
店舗側に設置した混雑情報を送る簡単なボタン式端末でスタートできる手軽なタイプから、カメラやセンサー技術を組み合わせたさらに精度の高いタイプまで、顧客の店舗や施設のサイズ、利用者数などに合わせた拡張性の高さが魅力だ。
すでにハワイの地元大手企業から導入の引き合いも来ており、検討中だという。
ハワイ観光業全体でもこういった取り組みを行い、デスティネーション・ハワイとしての安全な取り組みを世界に打ち出していくべきだろう。
人口光型野菜ファームのシステムを提供するプランテックス。コンテナのような閉鎖空間での栽培ユニットで、温度や湿度などの生育条件を、植物成長制御システム「SAIBAIX」でコントロールすることにより高い栽培効率化を実現。栄養素も高いものになるという。
食料自給率に課題のあるハワイでもニーズが高いはずだ。
Bespoke(ビースポーク)
AIチャットボットを用いた緊急時コミュニケ―ションを提供。旅行先のエアポートやホテルなどで災害情報など緊急情報をシェアするコミュニケーションツール。
いつどこで、コロナ感染のクラスターが発生するか気の抜けない時代の移動に、必要性が高まるツールだろう。
Sustainable Energy (サステイナブルエナジー)
トラック車載型の小型な完結型のゴミリサイクルのシステムなどを提供。
僻地やイベント地、災害時などオフグリッドでゴミをエネルギーに変え持続可能な形で実現する。土地の少ないハワイにもうってつけのシステム。
Frich(フリッチ)
事前支払い型でお気に入りのレストランなどをサポートできるクラウドファンディングシステム。店舗側はクーポンを発行し支援に対するお礼分のバリューを追加して提供。2020年中は手数料無料で利用可能。
Ad dice(アドダイス)
医療現場をサポートするAIソリューションを提供。患者の診断や、適切な治療、医療設備などをの情報を最適化・管理するプラットフォーム。
新型コロナウィルスパンデミックのような状況に備え限られたリソースを最大限活用することができる。
ドクター不足、医療施設不足が懸念されるハワイのような場所にこそニーズがあるだろう。
Stroly (ストローリー)
オンライン地図をイラストと組みあわえて生成し、オリジナリティやストーリー性のあるインタラクティブ地図を生成できるシステム。SXSWのマップを提供するなど、海外での利用も広がっている。
コロナ後さらに独自性や提案が必要になる旅行代理店やメディアなどからも注目が集まる。
いかがだっただろうか。
いずれも企業もアフターコロナ、ウィズコロナ時代に求められる新しい技術やサービスを持った企業ばかり。
安心・安全な新しい観光や旅のスタイルを実現するテックや、スモールスケール、循環型で導入できるサービスなど土地や資源の少ないハワイにマッチするサービスなど、まだまだハワイに必要だが知られていない企業はたくさんある。
ご興味を持たれた方は、それぞれの企業へお問合せを。