生駒加与子のシンプルゴルフ・レッスン2:アイアンの基本と打ち方

生駒加与子のシンプルゴルフ・レッスン2:アイアンの基本と打ち方

更新日 2018.10.07

プロゴルファーの生駒加与子さんがハワイから4回シリーズでお届けするシンプルゴルフ・レッスン。2回目のテーマは「アイアンの基本と打ち方」。コンスタントに90台を狙うあなたにこそ知って欲しい内容です。

生駒加与子 ゴルファー ゴルフ ハワイ

生駒加与子さん
埼玉県出身。プロゴルファー。 第19回日本女子プロゴルフ選手権大会優勝など、優勝回数国内4勝、海外シニア1勝。 趣味は舞台・映画・音楽鑑 賞。現在はトーナメント解説や アマチュアへの指導などに取り組み、多岐に渡って活躍。 

アロハ!プロゴルファーの生駒佳与子です。これから皆さんのゴルフをスコアアップするレッスンをお届けします。

まず、あなたはスイングを変える必要はありませんよ。90台を出せるあなたは、スイングの基礎ができていますから、いま知って欲しいのはシンプルに「基本を見直す」ことなのです。 私がこのレベルの皆さんにお伝えしたいのは以下の3つ。

  • スタンスの基本
  • ボールの位置
  • グリップ 

生駒加与子のゴルフ・レッスン2【ポイント1】

アドレス次第で球筋が変わる

ボールを接点と考えた場合、接点に来る前にダウンブローに打つのがアイアン、アッパー気味に打つのがドライバーです。そこで重要なのがアドレスです。熱心に練習するアマチュアゴルファーでも、アドレスにはあまり注意せず、いい加減に構えてしまう傾向があります。どんな構えをするかで、ある程度球筋は決まってきます。正しい構え方を意識すればプロのようなキレイな形を身につけることができ、グッドショットが出る確率がグンとアップします。

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生駒プロ:クラブは7番アイアン。ボールの位置は体の中心。
受講者:同じく7番アイアン。ボールはやや左足寄り。これでは左に引っ掛けやすい。

生駒加与子のゴルフ・レッスン2【ポイント2】

グリップはドライバーと同じで力いっぱい「ギュッ!」です

グリップは力いっぱい「ギュッ!」と握ってください。左手の小指、薬指、中指の3本はとくに強く。そしてヘッドの重みを感じながらスイングしてください。クラブが振れてくると、シャフトがしなり、ヘッドが自然と利いてきます。グリップをギュっと握っておけば、ダウンブローに打ち込んでも芝に負けることがありません。

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生駒加与子のゴルフ・レッスン2【ポイント3】

ボール位置はスタンス中央=7番アイアンを基準に

ボールの位置は基本的に体の中心です。そこからクラブの長さによって左足寄りになったり、右足寄りになったりしますが、この基本の考え方である「体の中心」が違っていると、当然トップ位置も変わりますし、正しい位置に手が戻って来ないことになりますので注意してください。

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基準は7番アイアン。構えた時にスタンスの中央にボールがくるのが理想です。そしてショートアイアンはボール1個分程度、右足寄りへ構えます。ロングアイアンでは、ボール1個分左足寄りにセットすることを基本にしてください。

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スタンスは肩幅ぐらい。ボールの位置は真ん中にします。番手が下がるほどシャフトの長さも変わりますので、その分、右足を動かしてスタンスを広げます。そうすることでボールの位置は自然に左寄りになっていきます。ボールが左足寄りになれば、右肩は自然と左肩よりは下がります。しかし、アドレスから左肩が突っ込んだり、肩、ひじ、腰、膝、つま先がスクエアにならない人もいますので、鏡の前で何度も構えを確認、正しい姿勢で自然に構えられるようにしましょう。

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アイアンでボールを打ちに行くのではなくアイアンが通るところにボールがあり、その延長でボールに当たって、アイアンのロフトがボールを運ぶ打ち方というのを理解すること。手でこねたり、手でボールに当たるように操作しない打ち方をするということです。

この意識を毎回のラウンドで、毎ホールきちんと行えば、あなたのゴルフは変わってきますよ!次回もお楽しみに!

※この記事は「ハワイに住む」マガジンVol.22(2015/7/15発行)の記事を元に作成しています。

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