全米のコロナウイルス情報がワンストップで分かる!
「全米COVID-19関連サイト」開設
まずはこのサイトのご紹介から。
全米日本商工会議所・商工会団体が先日開設したウェブサイト、それが「全米COVID-19関連サイト」だ。
このサイトは、日本語及び英語の双方を用意しており、公的機関等の必要な情報を探すのに手間取る情報を一元化したポータルサイトとして、在留邦人、日系人、またアメリカ在住で日本に渡航を考えるアメリカ人の皆様にも活用いただける構成となっている。
左の最新情報欄では毎日のように変化する日本政府からの水際対策措置や最新の変異種ウィルス、各航空会社の情報など最新情報などがリストアップされている。
真ん中は在住日本人医師からの信頼のおける医療関係情報またワクチンやテスト情報などをまとめている。
そして右端のコラムが航空情報や出入国など重要情報のリンク集となっている。特に頻繁に最新情報が変わる出入国や、渡航に必要な書類などが一覧で見られるのは助かる。
日本への帰国や出張を考える在米日本人にとっては、チェックすべきコロナウィルス関連情報は膨大だ。日本の厚生労働省とアメリカCDC、日本の外務省とアメリカの税関CBPなど、それぞれで見解が異なることも多い。
このように必要情報が一元管理されているウェブサイトはありそうでなかった。
このサイトを開設したのが全米日本商工会議所・
このサイトが生まれた背景と
COVID-19で変わった「在米日本人コミュニティの在り方」
お話しを伺ったのは、冨田さん。1999年よりカリフォルニアに駐在員として移住され、以後、長期間にわたり北カリフォルニア日本商工会議所の会頭や理事など要職を歴任してきた方である。
冨田 裕司
President
Tomita International LLC
全米日本商工会議所委員会委員長
北カルフォルニア日本商工会議所
ミノルタ（現コニカミノルタ）入社。シリコンバレーに17年半にわたり駐在し、研究開発会社の元代表、社長。2016年9月、Tomita Internationalを設立し代表に就任。北カルフォルニア日本商工会議所（JCCNC）元会頭（2012年、2013年、2017年）。現在、JCCNCの理事兼、全米日本商工会議所委員会委員長。
冨田さん
アメリカには17の日本の商工会議所や商工会団体がありまして、それぞれが長い歴史を持って全米各地で活動しています。北カリフォルニア日本商工会議所は日系人と日本企業がその設立に関わったこともあり日系の会員企業も少なくなく、桜祭り、日本人補習校の設立に参画やマンザナー強制収容所への訪問を含め、コミュニティー活動をして参りました。
また、全米各地の日本商工会議所の活動の中でも、経済団体としての情報共有とともに、コミュニティーや日本人補習校などへの貢献を話し合ってきました。そこで起こったのがこのCOVID-19のパンデミックです。昨年来、COVID−19の感染拡大が続く中、全米17日本商工会議所・商工会のネットワークを通じ、アンケート調査を実施した結果、寄せられた要望や困り事に、少しでもお応えするためにと、「在米邦人・日系人向けCOVID-19関連ポータル情報サイト」を開設しました。特に、海外での安心、安全な生活を送るにあたり、日々更新される膨大な新型コロナウィルス関連の情報、日米両国の入出国管理情報などの信頼できる最新情報の検索にお困りや要望が多い事に注目し、JCCポータルサイトを構築しております。特に、最近は、変異ウィルスの拡大もあり、コロナウイルス情報に、変異ウイルス関係をもまとめております。
日本語及び英語を用意しており、在留邦人、日系人のみならず、一元化したポータルサイトとして、多くの皆様に活用していただければと思っています。本ポータルサイトを、日々の新型コロナウィルス関連の最新情報の確認に是非、ご活用ください。
なお、本ポータルサイトの開設には、外務省の「海外在留邦人・日系人の生活・ビジネス基盤強化事業」を活用していると言う。なかなか在外邦人の皆さんにとって気軽に日本に帰ることができない今、外務省がそういった支援事業を行っていることを心強
まだまだコロナ関連のニュースは変異種の登場など気が抜けない様相を呈しているが、
ぜひ、在外邦人の皆さん、またアメリカに渡航予定の方はこのサイトをブックマークしていただき、安全な生活や渡航にお役立ていただきたい。
「全米COVID-19関連サイト」 https://jcc-us.org/