連載Vol.1ハワイゴルフでベストスコア！（スカイゴルフツアー林哲司さん）

連載Vol.1「ハワイゴルフでベストスコア！」　ハワイはゴルフ場それぞれの「性格」を知るべし!　（スカイゴルフツアー林哲司さん）

更新日　2024.04.24

連載でお送りする「ハワイゴルフでベストスコア!」
「ゴルフ天国」のハワイをより楽しむためのアドバイスを、スカイゴルフツアー副社長の林哲司さんに聞くシリーズ記事です。

林哲司さんスカイゴルフツアー副社長

ハワイの老舗ゴルフツアー会社「カトウゴルフツアー」でコーディネーターとして30年、この島のゴルフ事情を見つめ続けてきたハワイゴルフのカリスマ。2023年スカイゴルフツアーを設立し、新たなハワイゴルフの楽しみかたを提案。予約手配、送迎、メディアコーディネートも担うなど、ハワイゴルフのことなら何でもお任せあれ！「クイックレスポンス」と「ノーと言わないサービス」がモットー。

林さんに聞く今日のテーマはこちら！　

第一ラウンド:”ゴルフ場それぞれの「性格」を知るべし!”

アロハ！ハワイのゴルフコーディネーター、林です。

ハワイに来てゴルフを楽しもうという皆さんに、ハワイゴルフのコツと楽しみかたを知っていただき、少しでもスコアアップにつなげてもらいたい、そんな想いでこの連載を始めました。まず初回のテーマは「ハワイのゴルフ場を知る」です。

ハワイのゴルフ場は、日本のゴルフ場とは異なる点がたくさんあります。スコア面でプラスに働く点と、マイナスに働く点があるので注意してください。まずプラスに働くのが、コースの左右が広くてOBが出にくいこと。コースの両側に木々も生えていますが、日本ほど密集していないので、木のほうに打ち込んでもボールを見つけやすく、そのままショットできることが多いです。日本のゴルフ場と比べて、ティーショットを打つ時のプレッシャーがかなり軽減するはず。　

逆にマイナスに働く点は、やっぱり風。ハワイは常に北東から西方面への貿易風が吹いています。スタート３ホールがいつもアゲンストというコースもあるんですよ。そんな時はとにかく力まないこと。そして、スライスショットは厳禁。ドローボールかローボールが打てれば理想で、打てない場合でも力まずにゆったりとスイングすることです。

そのためにはプレー前に10球でもいいので練習してウォーミングアップをしましょう。ぶっつけ本番はダメです。ハワイのゴルフ場はだいたいドライビングレンジを備えています。１発目がOBやチョロだと、がっかりしてしまいますからね。　

もう一つのマイナス要素が芝です。よく「ラフがきつい」と嘆くゴルファーの声を耳にします。まさにその通りで、パスパラムという芝を使うゴルフ場が多く、この芝の葉が太くネチッこくてすっぽりと入り込んでしまうとかなり力がないとうまく出すことができません。パー４でティーショットがラフに入ったら、パーオンはちょっと難しくなるかも…。　

ハワイのゴルフ場はだいたいが「バミューダ芝」か「パスパラム芝」。バミューダ芝はラフから出すのはわりと容易ですが、フェアウエイが固めの印象。パスパラム芝のフェアウエイは絨毯のようにフカフカしています。　

グリーンは、パスパラム芝は傾斜だけを気にすればいいですが、バミューダ芝は傾斜と芝目を計算する必要があるなど、性格が異なります。最近の印象では、グリーンはパスパラムが主流になりつつありますね。　

ハワイのゴルフ場攻略の第一歩は「風」と「芝」です。プレーするゴルフ場の風がどのように吹くか、芝は何を使っているか、事前に調べてみると面白いですよ!!