ワイキキにあるアラワイ運河に新たに歩行者と自転車のための橋梁「アラポノ橋」の建設が計画中されている。
実際に橋が架かるとワイキキからのアクセスが悪かったアラワイの反対側の土地やコンドミニアムの価値の高騰が予測されることから、この橋のプロジェクトの進捗や値動き等については、
ワイキキのアラワイ運河には現在、カラカウア大通り、アラモアナ大通り、マッカリー通りにつながる車両橋が架かっているが、マッカリー通りとカパフル通りの間には運河を超える手段が無く、ワイキキの中心部からアラワイコミュニティパークやアラワイゴルフコースのある反対側に行くには、大きく回り道をしなければならなかった。
現在、ホノルル市役所にて検討中の「アラポノ橋」は、ユニバーシティアヴェニューの延長線上を想定されており、ワイキキと対岸のアクセシビリティが大きく改善される。
さて、4月1日にホノルルのカーク・コールドウェル市長によって示されたデザイン原案は以下の3案。案は全て橋梁設計上の構造の違いによって提案されている。
まずはA案。
鉄製のレンチキュラー構造で、橋梁上の空間が大きく取れることから、視覚的にも美しく、橋の上でのアクティビティの可能性も広がる案。
B案
コンクリートアーチ構造の橋で、歩行者と自転車の住み分けがより明確になっている。
C案
コンクリート製の斜張橋。日本では鶴見つばさ橋や横浜ベイブリッジなどランドマークとなる橋に使われている工法で、軽やかな形状や利用者の視界をブロックしないことが特徴。
どの案が選ばれるかは、市民の意見や橋の利用方法、予算など様々な要件を鑑みた上で今後決定されるが、今回提案されているのはあくまでデザイン構造案。
最終的なデザインは、利便性だけでなく世界有数のワイキキにふさわしいアイコニックなものになることを期待したい。