新築コンドミニアムの着工・竣工が続くアラモアナ・カカアコエリア。新築コンドミニアムに注目が集まる一方で、築10年以上経っても変わらぬ人気と評価を保っているコンドミニアム群がある。ファミリーハワイリアルティの敏腕エージェント3名に、その理由とおすすめの売り出し中物件についてじっくり聞いてみた。
ハワイホノルルの主要コンドミニアムの築年数と建築業界の動向
ハワイ不動産に興味のある「ハワイに住むネット」読者の方の中には、最近のハワイの新築コンドミニアムの広告をあちこちで目にしている方も多いだろう。ここで、過去15年のハワイのコンドミニアム建設状況について、少し説明しておこう。
2004年~2013年の10年で大型のコンドミニアムは、今日ご紹介するホクアを含めて、コオラニ、トランプタワーなど10棟しか建てられていない。
一方、2014年~2018年の直近の5年間はというと、ワンアラモアナ、シンフォニー、ワイエア、リッツカールトン、アナハ、パークレーンなどざっと12棟、倍以上のペースで建築されている。
しかし、直近5年の建設ラッシュは、本来のハワイの持っていたキャパシティをオーバーしていると言われている。ハワイの建設業界の人手不足は全米水準を上回る深刻さとなり、島外からも建設業者が流入。その結果、2015年にはハワイの建設コストは、ニューヨークでの建設コストを上回ったというニュースも出た。
2019年以降もさらに多くの新築コンドミニアム建設プロジェクトが販売開始、着工されており、突貫工事で進んでいる感は否めない。
自分がファーストオーナーというプレミアム感を価値とみなす日本人の「新築信仰」は根強い。しかし上記のようなハワイの建設業界の状況において、新築コンドミニアムには「初期不良」ともいうべき不具合が、大なり小なり起きているケースを見聞きすることも多い。
新築よりもある意味、安心!
リアルターから見た中古コンドミニアムの評価・目利き
そんな中、”安心してお客様におすすめできる”と不動産エージェントが太鼓判を押す中古コンドミニアムが、「ホクア」と「ハワイキタワー」だ。
ファミリーハワイリアルティの不動産エージェント、(左から)ひろみファーマーさん、大久保あきらさん、えみスウィーニーさんの3名に、ハワイ不動産のプロとしての見立てを伺った。
ホクアの価値を、プロはこう評価する!
ひろみファーマーさん:
築12年という築浅コンドミニアムですが、評価が上がり続けてますね。2000年代だからこそ建てられた、海に向かって横に長く建っている数少ないコンドミニアムです。このあとに建ったコンドミニアム群は、後ろのコンドミアムのビューをなるべく遮らないように、だいたいが海に向かって縦にながく地形を使って建てるようになっています。
またハワイの地元の有名建設会社・コバヤシグループとマクノートングループが建設を行ったプロジェクトであることも強いです。竣工後、配管システムが不具合が出た際の対応が非常に迅速だったため、”やはり地元企業は信頼できる”とさらにホクア全体の評価アップになりました。
その証拠に、コバヤシグループのオーナーファミリーも、長い間このコンドミニアムに住んでいたそうです。
ハワイキタワーの価値を、プロはこう評価する!
大久保あきらさん、えみスウィーニーさん:
ハワイキタワーは1999年竣工、築20年ですが、”トラブルの話をあまり聞かないコンドミニアム”というのも珍しいですね(笑)。このコンドミニアムは、ナウルタワーに続くナウル共和国の第2プロジェクトとして、ハワイアンドレッジングという地元ハワイの大手建設会社が建設を請け負いました。日本人のオーナーも多いですし、賃貸で長く住んでいる日本人の方も多いので、高位安定、安心感のあるコンドミニアムです。
1990年代のハワイ不動産不況のあとに建てられたコンドミニアムで、アメニティにスポーツジムを入れない、など絞れるところは絞ってあることで、管理費も周辺コンドミニアムと比較しても破格に安く抑えられています。
このようにどんな人が住んでいるのか買う前に分かる、また住んでいた人の声を参考できるというのも、中古物件を選ぶ際の強みになります。
日本では、新築に一度でも誰かが住めば価格が落ちるのが普通のマーケットだが、ハワイは違う。中古であっても評価が高ければ、価格は落ちない、むしろ上がり続けてきたのが実態だ。
ハワイにおいては、初期不良がしっかり解消され、評価がしっかり固まった築浅物件を狙う、というのは賢いチョイスといえる。
この後、実際に、ファミリーハワイが売り出ししているホクアとハワイキタワーの物件をご紹介したい。
キャリアの長いリアルターも太鼓判を押す”ハワイ最高級のビュー”
「ホクア」のペントハウスPH39K $5,800,000
ハワイ不動産エージェント歴15年のひろみさんが案内してくださった。
”15年のキャリアの中でも、ハワイ一のビューと言っても過言ではない”と太鼓判を押すのが、ホクア39階ペントハウスレベルからのこのビューだ。
世界の人があこがれるダイヤモンドヘッドビュー、アラモアナビーチに、マジックアイランド。毎週金曜にはヒルトンの花火、そして独立記念日には真正面に大花火大会を独り占めできる。そしてそのビューがすべてのお部屋から見えること。 ハワイに「オーシャンビューのユニット」は多いが、ホクアは揃っているカードの威力が違う。
入って正面のリビングからもこの通り。ホクアのペントハウスの中でも、使いやすく人気の高い「K」タイプのフロアプラン。ラナイサイズをこじんまりさせた変わりに、室内スペースを極限まで海に向かって広く確保。大きなスライド窓を開け放てば、海の上に浮いているかのような景色が堪能できる。
特権を満喫できる独立記念日の花火大会は、このリビングのほぼ正面に上がる。
メインベッドルームもこのビュー。
巨大なウォークインクローゼットが二つある。それぞれがゆうに一つのベッドルームのサイズはある。クロゼットシステムを入れてアップグレードするのもいい。
250㎡近い空間を、余裕の3ベッドルーム、4バスルームという贅沢な間取り。2つのウォークインクローゼットに加え、5つあるゲスト用ルームなどホクア自慢の豪華なアメニティも満喫したい。
ご興味のある方は、お問合せと内見の申し込みをどうぞ。
立地・価格・住みやすさ、リアルターから見てもバランスよし
「ハワイキタワー」4109 $1,200,000
ハワイキタワーの内見をさせてくださったのは大久保あきらさんと、えみスウィーニーさん。
こちらのユニットも、リビングから、ダイヤモンドヘッドと海が見えるナイスビューのお部屋である。 ただし、リビングの正面は山側に向かって開いているので、夜は夜景が素晴らしく、また午後の強い日差しが直接入らないので年間を通して涼しく過ごせるメリットがある。
リビングからはコーナーを上手に使った三角形の小さなラナイ付きとなっている。
キッチンも新築当時のままとのことだが、築20年とは思えないきれいさだ。それもそのはず、ここは新築時に購入されたワンオーナーのユニットだそうだ。オーナーのご家族が丁寧に暮らしメンテナンスしてこられたことを思えば、納得のエクセレントコンディションの物件。
二つのベッドルームは、リビングからコの字状の廊下の先に隣り合って配置されている。リビングとベッドルームが直結でないことで、リビングの音がベッドルームに届かず、また各部屋の独立性を高く保てるレイアウト。家族の生活時間帯にずれがあったりするご家族でも大丈夫な、使いやすいレイアウトとなっている。
ご興味のある方は、お問合せと内見の申し込みをどうぞ。
どちらの物件も一見しただけで魅力的なユニットだが、やはり、売買経験の豊富な不動産エージェントの方たちの情報量からくる説得力は、写真を見ているだけでは分からない、と改めて実感できた2件のショーイングだった。
ファミリーハワイリアルティについて
上記の物件の販売を担当する不動産エージェントが所属するファミリーハワイリアルティ社は、東京の銀座シックスにもオフィスを持ち、不動産売買仲介から、管理まで幅広く頼れる日系不動産会社である。
上記物件以外にも、ハワイ不動産にご興味がある、という方は、東京・ハワイ、いずれの場所でも、無料相談のアポイントを予約できる。
日本在住の方にとっては東京でもアポイントが取れるのはうれしい限り。まずはお問合せの第一歩を踏み出してみては。
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