ハワイ州全体での訪問客数が、2019年史上初の1000万人越えを記録する見込みであることを、ハワイ州政府観光局が発表した。2018年の年間来訪者数は990万人であり、10年連続での前年比増を維持できる見通しとなった。
一方、もう一つの指標である、ハワイ滞在中の訪問客一人あたりの一日の消費額については、昨年を上回れるかは未定である。2019年10月に微増したものの全体の傾向としては下落しており、過去10カ月間の平均は$195で、昨年同期間の$200を下回っている。
消費額低下の主な理由としては、バケーションレンタルなどキッチンの付いた部屋に宿泊する旅行者が自炊し、レストランでの食事をしないことが大きいとしている。2019年8月に施行された違法な短期バケーションレンタルの取り締まり強化条例が、与える影響が注目される。