ハワイ州政府観光局が1月29日に発表した予備甲北によると、2019年のハワイの訪問者数は1042万人となり、初の1000万人の大台に乗った。2018年の988万人だった。最も伸びたのはアメリカ本土からの訪問客でメインランドの西側、東側それぞれ9.4％、9.5％の伸び、日本からは7.3％の伸びとなった。訪問者の消費額も178億ドルに上昇した。それに伴い州の税収もそれぞれ1％伸びた。人数の伸びほどに消費額の伸びが多くないということは、
 

一方で、過剰な観光産業に、懸念を示す地元住民も多い。2018年にはホテル従業員の大規模なストが起きたが、観光業の伸びが地元に十分に還元されていないという不満は根強い。また住宅地への違法駐車や、交通渋滞などが訪問者増が引き起こす問題も多い。

ハワイ州政府観光局は地元住民の暮らしやハワイ文化を守るために予算を割く計画していると発表。持続的な観光業の成長と、地元コミュニティの暮らしとをどのようにバランスを取っていくのかという難しいかじ取りに、観光州ハワイは迫られている。