ディリンハム飛行場、ハワイ州が運営停止計画を発表

ディリンハム飛行場、ハワイ州が運営停止計画を発表

更新日 2020.02.10

オアフ島のノースショアに位置するディリンハム飛行場をハワイ州運輸局が運営停止する計画が発表された。同飛行場は、スカイダイビングやグライダー、軽飛行機などのスカイスポーツの拠点として、オプショナルツアー会社や地元のスカイスポーツファンに長年利用されてきた。
この飛行場は陸軍の所有地の一部で、1972年からハワイ州にリースされおり、年間利用回数は36,000回に上る。2019年に更新されたリース契約は2024年までの期間であったが、2020年2月に州より陸軍へ、契約解消の申し入れがあったという。
運輸局は州の所有地でない飛行場ハディリンハムのみであること、リース契約が不確定であること、連邦補助金を失う可能性、高額な維持費などを、契約解消の理由としている。
連邦航空局(FAA)は過去に拡張工事の援助をしたことや、補助金交付の条件として少なくとも2025年までは公共に飛行場の試用を許可しなければならないことなどを理由に、運営続行の道を探ってほしいとしている。
この飛行場があることを前提で運行されているスカイスポーツ会社やその従業員、パイロット、飛行場の整備など数百人の仕事がなくなる懸念があるため、継続的利用を求める署名運動が起こっている。


 

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