ハワイ州知事、事前テストプログラムのルール緩和を否定

ハワイ州知事、事前テストプログラムのルール緩和を否定

更新日 2021.01.06

ハワイ州知事は1月5日の会見で、州外からの渡航者が受診する必要のある「事前テストプログラム」の運用ルール緩和策について、今はそれを実施する予定はないと発表した。
ハワイへの渡航者は、到着前72時間以内に新型コロナウィルスのテストを受診し、陰性結果を受け取ってからハワイに到着する必要があるが、アメリカ本土の感染拡大やテスト数の増加により、72時間以内に結果を受け取れないケースが増加している。このため、ハワイ旅行をキャンセルする人も多く、ハワイ州のホテル稼働率は依然として20%前後にとどまっており、本格的な回復は見えていない。

ハワイのホテルやエアラインなどの観光業界リーダーたちは、12月17日に、事前テストプログラムの緩和策を知事に要請していた。具体的は、72時間前(3日以内)受診ルールを96時間(4日以内)に広げること、また到着前に結果を受け取れなかった人は、空港にある市の移動式検査期間で2回目の検査を受けることで漏れをなくすという案だが、知事はこの案の導入について、今のところ実施する予定はないと否定した。

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