ホノルル市のブランジャルディ市長が3月15日に行った施政方針演説の中でホノルル高速鉄道プロジェクト（HART）を、アラモアナセンター駅より2駅手前のシビックセンターまでに短縮する案について言及した。

HARTは超過しつづける予算や工期の遅れなど課題山積となっている。市長の修正案では現在のアロハスタジアムからアラモアナセンターまでの21駅を、シビックセンター（ハレカウヴィラとサウスストリート）までの19駅に短縮し、カカアコとアラモアナの2駅分を短縮する計画となっている。
ただし、この修正案は連邦の交通管理局の承認事項になるとのことで、市長は今年6月にも修正案を同局に提出する予定。

現在の予測でHART​​​総工費は125億ドル（約1兆4700億円）だが不足額は約30億ドル（約3500億円）に達すると予測されている。 もし2駅分短縮された場合、総工費は100億ドル以内（約1兆1700億円）となる予定で、不足額分を解消する修正案となっている。またこれにより完成は現在の2031年から2029年へ前倒しとなる予定。
 

また市長は、アラモアナやハワイ大学に延伸する計画についても、完全に取りやめるわけでなく市の経済状況が整えば将来再検討する可能性をオープンであるとした。
 

そのほかにも、市長は行政システムの効率化やアフォーダブルハウジング（安価な住宅の提供）などを含む41億ドル（約4800億円）の市の予算案についても発表した。 

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