ロシアのウクライナ侵攻による原油供給の混乱と世界的なガソリン価格の高騰により、ホノルル市のレギュラーガソリンの価格も大きく上昇している。
3月16日には過去最高となる1ガロンあたり5.025ドル(1リットルあたり約157円)に達した。ホノルル市のレギュラーガソリン価格の平均は1か月前は4.415ドル、1年前は3.441ドルで、1年前に比べ約1.5倍となっている。オアフ島以外の島ではこれよりさらに数%~10数%高くなっている。
最大の理由は、ハワイ州内唯一の石油精製所であるパーハワイが。今までの約1/3の原油供給元であったロシアからの原油調達を止めているためである。
低硫黄含有の原油(スイート原油 Sweet Crude)はロシア産原油から製油される比率が多かった。
このスイート原油はアメリカ本土でも採取されているが、米国産原油をハワイに輸送するにはジョーンズ法※と呼ばれる法律によって、高すぎる状態となっていたため、ハワイは今まで価格競争力のあるロシア産原油を調達していた。
(※ジョーンズ法=米国の港と港の間の物資の輸送は、米国で船籍を取得し建造され、ほとんどが米国人によって所有され乗組員である船舶に限定する法律)。
現在、このジョーンズ法を期間限定で免除する大統領令を発するように、ハワイ州のエド・ケース議員などバイデン大統領に働きかけている。
◆【ハワイに住む】ニュースレターはじめました!
お申し込みはこちらから(メールアドレスのみ)
登録特典あり!特典はこちらでご紹介しています!
・月一回配信
・一ヶ月のハワイニュース振り返り
・不動産市況や物件情報
・メルマガだけのオリジナルコンテンツなどお届けします
◆【ハワイに住む公式LINE】(月数回)はじめました!
友達追加よろしくお願いします!