12月8日、真珠湾ヒッカム統合基地内フォード島において、在ホノルル総領事館と米ハワイ方面海軍との共催により真珠湾攻撃戦没者追悼式典が行われた。
この式典は、2016 年から毎年12月に、真珠湾攻撃で亡くなられた米国の軍人と市民あわせて約2400 人、日本軍人65 人を追悼するために実施されている。 真珠湾攻撃から81 周年を迎える本年の式典には、グリーン・ハワイ州知事を含むハワイ州関係者、コンバース米太平洋艦隊副司令官を含む米軍関係者、退役軍人団体、日系人団体、宗教関係者、博物館関係者のほか、ハワイ寄港中の海自潜水艦「とうりゅう」の乗員を含む約 70 名が参列。
式典では参列者が黙祷と、米太平洋艦隊音楽隊による日米両国国歌が演奏から始まり、続いて、青木豊 在ホノルル日本国総領事、スティーブン・バーネット 米ハワイ方面海軍司令官のスピーチ、トム・レザーマン国立真珠湾メモリアル所長の基調講演などが行われた。
青木総領事は、戦没者に心からの哀悼の意を表明するとともに、真珠湾攻撃からの80年間で、日米で行われた敵国の戦死者に対する追悼の実例を挙げ、日米両国が自由と民主主義という基本的価値を共有する同盟国として地域と世界の平和と繁栄に貢献していることを述べた。さらにいつの日か真珠湾が和解の力のシンボルとして世界中で記憶されることを祈りたいとスピーチを結んだ。
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