ハワイ州の病院は年末年始から冬のシーズンにかけて、病床不足に見舞われている。
これは新型コロナウィルスによる患者増ではなく、ハワイ州全体の高齢化による長期入院者増、また医療従事者不足による
ハワイ州のグリーン知事は、この事態を解消するためにトラベルナース(州外から期間限定で派遣される看護師)に対して、90日間以内、かつ一定の条件を満たしていれば、ハワイ州のライセンスを申請することなくハワイで看護師として働くことを認める緊急ルールを承認した。
ハワイ州内で働くためにはトラベルナースは、ハワイ商務省および消費者局により専門職の免許を発行してもらう必要があるが、この発行作業に遅れが起きていたため、緊急対応策として12月5日から120日の期間で認められた。
またトラベルナースが90日以上働く場合には、州のライセンスを申請しながら働きつづけることができる。現在ハワイでは500-800名のトラベルナースが勤務しているという。
現在、病院はすでに満床に近いため、州保健局は今後の数ヶ月間、RSウィルスやインフルエンザ、または新型コロナウィルスの亜種などの急増が起きないように注視したいとしている。
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