西マウイへの観光再開迫る 渡航者増は微増からのスタート予想

西マウイへの観光再開迫る 渡航者増は微増からのスタート予想

更新日 2023.10.06

8月8日に起きたマウイ島西部の大規模な山火事発生より2ヶ月を迎える10月の8日から、ラハイナを除く西マウイ地区の観光客受入れが再開される。

しかし、マウイ宿泊協会の独自調査によれば、現在4%強となっている西マウイのホテルの稼働率は、10月8日の日曜を含む週末でも9%程度にとどまる見込み。その後10月を通じて12%から16%ほどの稼働率、そして11月には30%台に回復すると予測されている。

マウイ市長のビッセン氏は西マウイ地区の観光客の受け入れを段階的に再開すると発表しておりその第1段階としてザリッツカールトンマウイカパルアからカハナビラまでの地域が対象になるとしている。観光再開の第2段階の日程はまだ決まっておらず、第1段階の状況を評価してからの設定になると発表している。

一方被害のなかった南マウイとハナエリアでも、ホテルの苦戦が続いており、ラハイナと西マウイの被害にマウイ全体が影響を大きく受けている。

マウイ島の訪問者は新型コロナウイルスの影響で、2019年比で一時は13.6%まで落ち込んだがそこから2年かけて2019年の95.4%にまで回復した。その矢先の山火事被害で、火災前の状態に戻るにはさらに2年がかかるだろうと予測されている。 

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