ハワイ初となるアマゾンの配送センターが8月6日にオアフ島のサンドアイランドでソフトローンチする。

この配送センターは3階建て59万5000スクエアフィートの広さとなっており、この規模の同様の施設では1週間に30万から40万個の配送を処理できる。ハワイのアマゾン顧客の配送時間の短縮を狙いとしている。

当初、2024年4月からの稼働と発表されていた同施設だが、上下可動式のバスケットなど従業員の負担を軽減する新システムの導入のため4ヶ月延期された。建設費としては約2億ドルが投入された。

この配送センターに関連して、2024年末までに約500名の雇用が創出される。また配送ネットワークの構築のために、地元の複数の配送企業と提携を組むとともに、個人事業主としての300～400名のドライバーと「配送サービスパートナープログラム」にて契約するべく採用活動を行っている。

また、アマゾンで商品を販売するために約1500社のハワイの企業が契約をしているという。

アマゾン側は「アマゾン配送センターの進出でハワイの中小小売店のビジネスを奪うという声があがっているが、実際には販売したい企業にはプラットフォームを提供し、配送の面でもハワイコミュニティと協力してシステムを築いている」と、自社を脅威と見る声に異論を唱えた。

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