ホノルル国際空港が大規模リニューアル、ラウンジ拡張や人気レストランも続々登場

ホノルル国際空港が大規模リニューアル、ラウンジ拡張や人気レストランも続々登場

更新日 2025.04.25

ハワイ州運輸局は、ホノルル国際空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)の近代化に向けた大規模アップグレード計画を発表した。旅行者にとって、より快適でハワイらしい体験を提供することを目指している。

ハワイ州運輸局ディレクターのエド・スニッフェン氏は「離島間の移動でも、太平洋横断の旅でも、飛行機は欠かせません。全ての旅行者にとって、空港での体験がより良いものになるよう努力しています」と語る。

今回の計画で注目のひとつが、マウカ・ターミナルにあるハワイアン航空の新プレミアムラウンジ。現在のラウンジの5倍の広さとなり、2027年のオープンを予定している。このラウンジは、ハワイアン航空とアラスカ航空の合併後の戦略の一環として設置され、両社のロビーエリア統合にもつながる。

ロビー5〜8にかけては6,000万ドル規模の改修工事が行われ、手荷物処理システムはチケッティングエリアの裏側へと移動。これにより、フロントエリアはより広く、航空会社の運用効率も向上するとされている。また、空港内の壁には新たにハワイの歴史と文化を伝えるアート作品が展示される予定で、これまで指摘されていた「文化的アイデンティティの欠如」を解消することも目指す。

旅行者の楽しみのひとつ、グルメ面も強化。5月末にはPanda Expressが登場、来年にはAlan Wong’s、MW、Aloha Plate、Waialua Bar and Cafeなど、ローカルにも人気の名店が出店する予定。加えて、ダイヤモンドヘッド側のコンコースもマウカ・コンコースに合わせてアップグレードが進行中だ。

空港施設の裏側でも、多くのアップグレードが行われる。2025年度の空港向け州予算17.8億ドルの約半分が、滑走路や誘導路といった空港運用の基幹部分の改善に充てられる。スニッフェン氏は「これまでは劣化した舗装の緊急修復が多かった。今後の35〜50年は心配なく運用できるように整備したい」と話した。

また、空港消防・救助体制の強化にも1,000万ドルが投じられ、必要に応じて地域の消防隊支援にも対応可能な体制が整備される。

さらに、ハワイ州はホノルル空港におけるテクノロジー導入にも注力し、「時代遅れ」とも言われていた空港体験の刷新に取り組んでいくとしている。

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