フォーシーズンズ・リゾート・ラナイにミシュラン星付きシェフのハワイ初店舗「オステリア・モッツァ・ラナイ」がオープン

ラナイ島南東部の海岸沿いに位置するフォーシーズンズリゾートラナイで、イタリアンレストラン「オステリア・モッツァ・ラナイ」が全面改装を終え、11月1日にグランドオープンした。ミシュラン星付きシェフとして知られるナンシー・シルヴァートン氏によるハワイ初の店舗となる。

同店では、センセイ・ファームの新鮮な野菜や近海のアヒ（マグロ）、島内産卵、ハワイアンシーソルトなど地元食材を取り入れたメニューを提供。シルヴァートン氏の代表料理である「ナンシーズ・シーザー」や「リコッタ＆エッグラヴィオロ」、「グリルド・ハマチ・スピーディーノ」なども味わえる。

店内にはウッドストーン社製の薪窯や「モッツァレラバー」など最新設備を導入。石英岩のハイトップバーを備えたカウンターでは、ピッツァ職人の調理を見ながらアンティパストや焼きたてのピッツァを楽しむことができる。ブランドとして初めて朝食メニューを導入し、窯焼きペストリーや「スモークサーモンのクロスティーニ」、「エッグス・イン・パーガトリー」など多彩な料理を提供する。

料理を率いるのは、国内外で経験を積んだイーライ・アンダーソン氏。太平洋を望む開放的な空間で、同氏が率いるチームによる新たなダイニング体験を楽しめる。

薪窯で使用する燃料には、外来植物として繁殖抑制が進む地元キアヴェ（メスキート）材を採用。ピッツァは「フェンネルソーセージ」「フンギ・ミスティ」「ビアンカ」「アッラ・ベンノ」などをラインアップし、キアヴェ薪の香ばしさと深い風味が特徴となっている。

また、専用のパスタルームでは自家製フレッシュパスタを仕込み、「ガルガネッリ」「コルツェッティ・スタンパーティ」「タリオリーニ・ダ・フランチェスカーナ」など多彩なメニューを提供。使用する卵は島内の再生型養鶏農場「ランアイ・グロウン・ファーム」から仕入れており、放し飼いで育った鶏の新鮮な卵を使用している。

デザートには看板の「バタースコッチ・ブディーノ」をはじめ、「パイナップル・アップサイドダウンケーキ」や自家製ジェラートなどを用意する。

店内には最大10名まで利用可能なプライベートダイニング＆ワインルームも新設。ワインリストはイタリア、フランス、カリフォルニアを中心に600種類以上を揃え、「マッセート」や高評価のバルバレスコ、ヴィエッティのバローロ「ラヴェラ」など世界的銘柄もラインアップする。

ナンシー・シルヴァートン氏は、ロサンゼルスの「オステリア・モッツァ」「ピッツェリア・モッツァ」「Chi SPACCA」などを展開するモッツァレストラングループの共同経営者。2014年にジェームズ・ビアード賞「全米優秀シェフ」を受賞し、「Chef’s Table」など国際的なメディアにも出演している。

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