人気ファストフードチェーン「Chick-fil-A(チックフィレイ)」が来年、ホノルル・カピオラニ通りとカラカウア通りの角に位置するホノルルコーヒーのエクスペリエンスセンター跡に新店舗をオープンする。ハワイ・コンベンションセンター近くの約9,000平方フィートの建物を活用し、イベントスペースや260席の客席を備えるが、同店にはあえて“ドライブスルーを設置しない”という。
フランチャイジーのカート・ミルン氏によると、今回の判断は地域住民から早い段階で寄せられた交通混雑への懸念を受けたもの。特にマキキ店では、車列がサウス・ベレタニア通りにまで伸び、周辺店舗にも影響が出たことが問題視されていた。
「当然の理由で、この店舗にはドライブスルーを設けません。地域に渋滞の負担をかけたくありませんから」とミルン氏は語り、その代わりに、広々とした飲食スペースを設けるという。
新店舗はハワイ州内7店舗目で、チックフィレイとしてはハワイ初の“ドライブスルーなしの独立型店舗”となる。最大55人が利用できるイベントスペースを設けるほか、100〜125人のスタッフを新規採用する予定だという。
ミルン氏は「私たちは“チキンのビジネス”ではなく“人のビジネス”に取り組んでいる」とし、働く若者の育成にも力を入れる考えを示した。「多くの従業員にとって、ここが初めての仕事になります。働く姿勢やスキルを身につけてもらうことを重要視しています」
建物の改装費として約250万ドルの許可申請が提出されており、同スペースはこれまでホノルルコーヒーのエクスペリエンスセンター、さらにその前はハードロックカフェが入居していた場所だ。
なお、同店は隣接するハワイ・コンベンションセンターとも連携を予定しているが、センターは2026年から約2年間の改修工事に入る見通し。主要イベントの一部は日程を変更して実施され、工事期間中は平日午後5時以降および週末を中心に運営される予定となっている。
新店舗のオープンは2026年を予定している。
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