熱帯低気圧「ララ(Lala)」の影響で、ハワイ州では8月18日午前8時時点で、約5万6,158戸が停電している。ハワイアン・エレクトリック(HECO)などの電力会社は、被害を受けた送電線や電柱の復旧作業を急いでいるが、道路の通行止めや洪水、倒木などが作業の妨げとなっており、一部の地域では復旧まで数週間、場合によっては数カ月かかる可能性がある。
ララはハワイ諸島の南側を通過。当初はハリケーン、その後トロピカルストームへと勢力を弱めたものの、各地で倒木や洪水、道路への被害などを引き起こした。
最も多くの停電が発生しているのはハワイ島で、午前8時現在、約2万7,658戸が電力を失っている。HECOはコハラ、アッパー・プナ、ホノカア、サウス・コナなどを中心に、約25チームを投入して被害状況の確認を続けている。
すでに3本の主要送電線が修復されているが、農村部や山間部など被害が大きい地域では、復旧に長期間を要する可能性があり、住民に対して数週間、あるいは数カ月に及ぶ停電への備えが呼びかけられている。
オアフ島では、ウィンドワード、ホノルルなどを中心に約2万6,300戸が停電。ソルトレイク地区からイースト・ホノルルにかけての住民に、引き続き節電が呼びかけられている。月曜日の被害調査では、島内各地で電柱に大きな被害が確認された。
マウイ島では約2,155戸が停電している。月曜日夜の時点では約6,000戸だったため、復旧作業が順調に進んでいる。
今回の停電は、ララによって電力網の「背骨」に当たる主要送電線が大きな被害を受けたことが大きな要因となっている。
HECOは、オアフ島からハワイ島へ技術者を派遣して復旧作業を支援するほか、植生管理チームが送電線に倒れた木や枝の撤去を進めている。
復旧を加速させるため、HECOは本土の電力会社に応援要員の派遣を要請しており、約100人の作業員が早ければ火曜日にもハワイへ到着し、水曜日から作業を開始する可能性があるという。
電力会社は、切れた電線や倒れた電柱には絶対に近づかないよう強く呼びかけている。
また、信号機が停電している交差点では、すべての方向から一時停止する「4ウェイ・ストップ」として扱い、道路脇で作業する復旧作業員にも十分注意する必要がある。
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