ワイキキのアジア料理フードホール「STIX ASIA(スティックス・アジア)」が、ラスベガス南西部の複合施設「UnCommons(アンコモンズ)」に米本土初となる拠点を開設する。ワイキキに続く2拠点目で、約1万8000平方フィート(約1670平方メートル)の施設に計12の飲食業態を集める計画だ。出店ブランドの第1弾として、銀座梅林、らーめんバリ男、七むすびの3店が発表された。
開発を手がけるのは、ハワイを拠点とするリアルセレクト・インターナショナル。STIX ASIAと同社のCEOを務めるフランク・クラーク氏は、ラスベガスの企業誘致に積極的な事業環境や、企業の流入に伴う人口増加を進出の背景に挙げている。ホテルや飲食業の経験者が多いことも、事業運営上の魅力としている。
出店先のUnCommonsは、オフィス、住宅、飲食店、ショップ、イベントスペースを組み合わせた複合開発だ。中庭を囲む徒歩で回遊できる街並みが特徴で、観光客に加え、施設内で働く人や周辺住民の日常的な利用も見込む。アジア系住民が暮らす周辺地域と、アジアの食文化を届けるSTIX ASIAのコンセプトとの相性も、立地を選ぶうえで重視した。

今回発表された3ブランドは、いずれも米本土初出店となる。銀座梅林は1927年に東京・銀座で創業したとんかつ専門店で、ワイキキにも店舗を構える。2027年には創業100周年を迎える。
らーめんバリ男とおむすび専門店の七むすびは、ワイキキのSTIX ASIAにも出店している。バリ男は濃厚な豚骨スープが特徴の東京発のラーメン店。七むすびは日本から輸入する有機栽培米を使用したおむすびを展開する。ハワイでも営業する日本発のブランドが、新たな市場へ進出する形となる。
施設内にはこのほか、アジアの蒸留酒を取り入れたカクテルバー、日本式のベーカリー、東京スタイルのナポリピザなども計画されている。アジアのストリートマーケットをイメージした空間に、多様な食文化を集める。
開発は既存施設を改装する形で進められ、2026年4月に着工した。年内の開業を目指しているものの、工事の進捗によっては2027年初めにずれ込む可能性もあるとしている。
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