ハワードヒューズ・コミュニティーズは9月28日、ホノルル・カカアコのワードビレッジで、高級コンドミニアム「イリマ」と「メリア」の着工を発表した。旧ワードセンターの区画を再開発する計画で、両棟とも2030年の引き渡しを予定している。
イリマは33階建て148戸、メリアは35階建て221戸で、合わせて369戸を供給する。1階部分には計約2万平方フィート(約1860平方メートル)の商業・小売スペースを設け、住宅と店舗を組み合わせた開発を進める。
販売は建設に先行して進んでおり、2026年6月末時点の契約率はメリアが70%、イリマが63%となっている。契約済み分の将来売上高は、メリアが約8億700万ドル、イリマが約7億9500万ドルで、合計約16億ドルに上る。
両棟の設計はロバート・A・M・スターン・アーキテクツが担当し、地元建築事務所AHLが参画する。ホノルル美術館やアレキサンダー&ボールドウィン・ビルなど、20世紀初頭のホノルルの建築物に着想を得たデザインを採用。ハワードヒューズ・コミュニティーズは、両棟の居住者向けサービスや体験の提供で、ディスカバリー・ランド・カンパニーと提携する。
建物周辺にはハワイ在来の植物を取り入れた庭園歩道を整備し、2棟の間をつなぐとともに、歴史的建築物のIBMビルからカ・レイ・パークへと続く歩行者動線を設ける。住宅や商業施設に加え、緑地や公園を徒歩で行き来できる街づくりを進める計画だ。
再開発に先立ち、旧ワードセンターに入居していた香味徳ラーメン、ジョニーズ・ドッグ・スパ、スウェット+ソウルは、ワードビレッジ内の別区画へ移転した。解体に際してはリユース・ハワイと連携し、再利用できる建材の回収や、コンクリート、鉄、アスファルトなどの分別を行った。
ワードビレッジでは、カラエとザ・ラウニウの建設も進行中。イリマとメリアの着工により、住宅、店舗、公園を一体的に整備する段階的な開発がさらに進む。
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