ハワイ州議会が身分証明書の性別欄で「性別X」を選択できる法案を検討中

ハワイ州議会が身分証明書の性別欄で「性別X」を選択できる法案を検討中

更新日 2019.04.03

ハワイ州下院司法委員会は、運転免許証や州の身分証明書の性別欄において「男性」または「女性」という従来の選択肢に加えて、性別「X」を選択できる下院法案1165を進めている。

この法案の背景としては、ハワイ州内のトランスジェンダーもしくはジェンダーフルイドの人々の割合が高いこと、さらにこれらの人々が様々な場面で差別に受けていることがある。

今回の法案には「ハワイはトランスジェンダーの人々に保護を提供する政策の最前線にあり、積極的な対策を講じ続けるべきだ」との文言が織り込まれており、議員たちはいかなる形式の文書を必要とせずに個人が性別を自由に選択できる法案の可決を目指している。

なお、アメリカの他の地域では、ニューヨーク市が出生証明書で「性別X」を選択することを認める同様の法律を可決。またニューヨーク州法では、個人が性別を変更する際に医師の書類を必要としていない。

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