最近ホノルルの中心部で盛んになっている自転車や車のライドシェアシステムについて解説します。
biki
「 biki(ビキ)」は 、非営団体「バイクシェア・ハワイ」がハワイ州とホノルル市郡政府の協賛を受け、2017年6月にスタートしたホノルルのバイクシェアプログラムです。現在ではワイキキやアラモアナをはじめとするホノルル中心部に130のバイクストップと約1,300の自転車を有する、小回りの効く安価で便利な交通手段に成長しました。
bikiは1回の利用(シングルライド、最長30分)、または最大300分までのマルチストッププランがあるほか、マンスリーパスも2種類用意されています(料金は下記参照)
biki利用には、各バイクストップに設置されている支払機(キオスク)でクレジットカードを使い、利用するプランの代金を支払います。支払い後レシートに記載されている5桁のナンバーを自転車の左横にあるボタンに打ち込みます。
bikiのアプリをあらかじめダウンロードしておくとバイクストップの位置や利用可能な自転車数、返却時のスペース空き状況が一目で分かります。アプリもキオスクも日本語で利用できます。
返却はスペースさえ空いていればどのバイクストップでも可能です。返却する際は、bikiの前輪をドックに差し込みます。緑のランプが点くと返却が完了です。きちんと差し込まずに返却したと思い込み、多額の罰金を科されたケースもあるのでしっかり確認しましょう。
biki料金 (2019年12月現在)
1回(30分まで)$4
マルチストップ(300分まで)$25
マンスリーパス(1回 30分まで)$15
マンスリーパス(1回 60分まで)$25
【参照】
Hui
トヨタ系列のカーディーラー「Servco」が運営するカーシェアプログラム「Hui(フイ)」は、車を1時間、または1日単位でシェアできるシステムです。
利用のためにはまずHuiのアプリをスマートフォンにダウンロードしてアカウントを作成し、その後Eメールアドレスや誕生日、運転免許証(米国のみ)など必要な個人情報を入力していきます。個人情報確認のEメールが届いたら、情報が自分のものであることを確認し、運転免許証を手に持った写真を送り返します。Huiで情報を確認完了後、利用が可能となります。
車はプリウスやカムリ―、タコマ(トラック)、シエナ(バン)、NX(SUV)、レクサスなどがあり、料金(下記参照)は車種により異なります。料金には保険やガソリン代、清掃料金、税金、ロード サイドアシスタンスなどが含まれていて、一定料金以上支払うことはないので安心。
Huiのステーションはアラモアナセンターやアラモアナホテル、カカアコ、ワード・ゲート ウェイ・センター、マノア・マーケットプレイス、Servcoオフィス、パールリッジ・センターなど多数あり、今後はホノルル中心部に新築される特定のコンドミニアム内にもステーションが新設される予定です。
Huiで車を借りる際は、借りたい車種があるロケーションをアプリで探すことができます。借りた車は車をピックアップした場所で返却。レンタル料金は登録したクレジットカードに自動的に請求されます。
Hui料金
プリウス:$8.45~/1時間、 $92.95~/1日
カムリ―:$9.45~/1時間、 $103.95~/1日
タコマ(トラック)$11.95~ /1時間、$131.45~/1日
(他車種あり)
参照
ライドシェアサービス(Uber、 Lyft)
上手に利用すればタクシーより安くなることも多いライドシェアサービスは、近年ハワイでも盛んに利用されています。登録するためにはまずスマートフォンに各社のアプリを入れ、請求用のクレジットカード自分の情報を入力することが必要ですが、登録後すぐに利用できるので便利です。 両社とも入会時に利用できるお得なプロモーションがあるので利用してみましょう。
料金は利用距離によりますが、事前にアプリで確認できるのが利点。2社のアプリを入れて料金を比較してみることをおすすめします。一定以下の年齢の子どもも乗車する場合はチャイルドシートが必要です。料金は利用後、登録しておいたクレジットカードに請求され、その際ドライバーへのチップを含むこともできます。
安全のために、自分が呼んだ車、ドライバーかどうかをしっかり確認してから乗り込みましょう。
【参照】