本来であれば、大型のスポーツイベントが目白押しであったハワイの年間スポーツイベントカレンダー。しかし新型コロナウイルス感染拡大に伴うニューノーマル下で残念ながら開催が中止になってしまったもの、または開催予定ではあるが今後の状況次第では開催が危ぶまれているものがある。

また、参加者だけでなく観戦者にも新しいルールが適応されることになり、中にはオンラインでのバーチャルイベントを開催する計画があるものもある。

そこで今回は、１）ホノルルトライアスロン、２）JALホノルルマラソン、３）ヴァンズ・トリプルクラウン ・オブ・サーフィン、そして2021年年始に開催予定の４）ソニーオープンに関して、開催の是非も含めて現段階で判明している情報をお伝えする。

ホノルルトライアスロン2020は開催中止

例年5月に開催されているホノルルトライアスロン。今年は5月がロックダウン中だったため、11月に延期されたが、この度正式に11月のホノルルトライアスロン2020の中止が発表された。

5月の時点でエントリーしていた参加者に関しては、11月への延期が発表になった8月時点で、①11月15日大会に振替参加、②半額返金、③2021年5月開催大会に振替参加の３つのチョイスが提示されていたが、今回、11月15日大会が延期になったことで、①を選択していた参加者に対して、さらに１）半額返金、もしくは２）③2021年5月開催大会に振替参加の意向確認が行われることとなった。

詳細はこちらから→https://www.honolulutriathlon.jp/topics/2020/09/2020race_canceled/

なお、来年のホノルルトライアスロンについては、2021年5月9日（日）に開催を予定している。

ホノルルマラソン2020

例年12月に開催されているホノルルマラソン。今のところ12月13日に例年通り開催される予定であるが、ハワイ・ホノルル市内の新型コロナウイルスの感染状況次第では、内容変更、もしくは中止も考慮されている状況にある。

今年で48回目を迎えるホノルルマラソン。「健康市民マラソン」の元祖ともいえる大会で、本来であれば年齢が７歳以上であればどなたでも参加できる大会であったが、今年はニューノーマル下での開催と言うこともあり、フルマラソン、フルマラソン車椅子競技、10Kラン＆ウォーク、カラカウアメリーマイル、いずれの競技でも定員が設けられている。

• フルマラソン： 20,000名、ただし、日本受付は10,000名
• 10K ラン＆ウォーク：5,000名、ただし、日本受付は 3,000名
• カラカウアメリーマイル：3,000名、ただし、日本受付 は1,500名

また2020年の大会では、スタート地点が、接触を避けソーシャルディスタンシングが取れるように新たにデザインされ、一斉スタートではなく、順番でのスタートとなる。ゴールも同じくソーシャルディスタンシングが取れるように工夫されることが発表されている。

現在、第１期のエントリー（8月11日～締切日：10月21日）が行われており、オンライン、JALマイル、郵送でのエントリー、現地エントリーが可能である。第２期のエントリーは10月22日～締切日：11月10日となっている。

なお、大会の内容が変更となった場合や、大会自体の開催が中止となった場合には、エントリー料の返金や利用マイルの払い戻はないが、日本事務局よりエントリーされた方に関しては、次回大会もしくは延期開催される大会のエントリーに振替えられる。

詳細はこちらから＞＞https://www.honolulumarathon.jp/2020/

また、ニューノーマル下での面白い試みが、バーチャルレース（仮想レース）のオプションが設定されていることである。これはエントリーしている人が仮にホノルルに来ることができなくてもイベントに参加できるように、インターネット上に仮想レースのプラットフォームを設置するという試みで、エントリー済みの参加者は、事務局から送られてきたコードを使ってプラットフォームにログインして参加する。場所は問わず12月にレース距離を完走し、その証拠をプラットフォームにアップロードすれば、メダルとシャツが送られてくるというものである。
また、このバーチャルレースは、エントリーしていない人にも公開され、登録さえすれば誰でも参加することが可能。登録は9月末から始まる予定である。

詳細はこちらから（英語）→https://www.honolulumarathon.org/update-2020-honolulu-marathon

ヴァンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィン2020

WSL（ワールド・サーフ・リーグ）は、新型コロナウイルスの影響による2020年のチャンピオンシップツアーと予選シリーズの中止を発表したが、現在のところ、ハワイで開催されるトリプルクラウンなどの個別イベントは実施予定となっている。

• 日程１：ハワイアンプロ（開催地：ハレイワ） 2020年11月13日〜24日→開催
• 日程２：ヴァンズ・ワールドカップオブサーフィン（開催地：サンセットビーチ） 2020年11月25日〜12月7日→開催
• 日程３：ビラボン・パイプ・マスタース（開催地：バンザイパイプライン） 2020年12月8日〜20日→開催

2021年のチャンピオンシップツアーは、メンズはビラボン・パイプ・マスタース、ウィメンズは11月にマウイ島で開催予定の初戦からスタートする予定。

本来であれば、期間中周辺が激混みになるほど観客が訪れるトリプルクラウン。コロナ対応策などは、実施する地域の政府と協議を通じて作成された安全衛生ガイドラインの沿って行われるとされているが、ハワイで開催されるものに関する具体的な発表はまだない。無観客試合やライブ放送など、今回は違った形での開催もあるかもしれない。

詳細はこちらから→https://www.worldsurfleague.com/series/1/2020/vans-triple-crown

ソニーオープン2021 

毎年1月オアフ島のワイアラエ・カントリークラブにて開かれるハワイで最大のチャリティーゴルフイベント、ソニーオープン・イン・ハワイ。現在のところスケジュール通り開催される予定。

プロと一緒にコースを回るスポンサーシップ・パッケージの販売は既に開始、一般チケットの販売ももうすぐ始まる予定である。新型コロナウイルス対策に関してはまだ発表になっていないが、ニューノーマル下での新たな形の観戦になると予想される。

詳細はこちらから→https://www.sonyopeninhawaii.com/jp

※この記事内の情報は2020年9月14日時点のものです。イベント内容や大会の実施状況、観戦ルールなどは変更になる可能性があります。随時、各イベントのホームページをご確認ください。