【編集ピックアップ物件】
先週末に開催された「ハワイに住む」主催のオンラインセミナーへはご参加いただけたでしょうか?参加いただいた方はご自身の中で「ハワイ不動産購入」や「ハワイ移住」と言ったキーワードがより現実味を帯びてきたのではないでしょうか。
「ハワイに住むネット」編集部では、ほぼ毎日、売出しが始まったハワイ不動産物件をピックアップして詳しく紹介しています。本日注目するのは、ワイキキから15分、緑豊かな住宅地マノアにあるミッドセンチュリーモダンな住宅です。
3633 Woodlawn Terrace Place, Honolulu HI 96822
3ベッドルーム&2バスルーム、$1,190,000
ハワイ大学マノア校のあるホノルルの文教地区として、観光客にも人気のコーヒーショップやファーマーズマーケットのある閑静なタウンとして、また観光スポットとして知られるマノアの滝やマノアトレイルがある場所として知られるマノア地区。ホノルルの中心地の中では、年間を通してよく雨が降るために涼しく、「虹の町」としても有名な閑静な住宅地です。
今日ご紹介する住宅があるのは、マノアタウンと「マノアの滝」の真ん中にある少し高台になったところ、ウッドラーン・テラス・プレイスにあります。
今年で築63年を迎える、ミッドセンチュリーの建築家が設計した、平屋のヴィンテージ住宅です。
敷地面積は約281坪、室内面積は約100㎡ある3ベッドルーム(3LDK)の住宅を手がけたのは、ちょうどこの住宅が建てられた同時期にハワイで活躍した建築家、ハリーW.=セッケル(Harry W. Seckel、1906-1978)。
住宅建築を得意としたセッケルは、ハワイの自然、気候、文化により即した形の住宅を理想とし、この住宅を含むウッドラーン・テラス・プレイス一帯の開発を手がけました。
整然と並んだ大きな窓から光が、下のジャロジールーバーの部分からは風が、室内に入り込む家は、屋外の環境が部屋の中まで入り込む雰囲気を五感で楽しむことができます。
住宅全体はオープンフロアプランになっており、むき出しになった天井の張りが室内のアクセントに。また屋根の庇が長く設定されているので、ハワイの強い太陽の光や雨が必要以上に室内に入り込まず、室内の環境を快適に保てるデザインになっています。
この住宅は、現在まで竣工時オリジナルの状態で保たれており、リノベーションが多いハワイではとても珍しいことです。
ご覧いただいて分かる通り、キッチンやバスルームの経年変化は認めざるを得ませんが、ミッドセンチュリーモダンやヴィンテージ住宅がお好きな方には、オリジナル状態が残っていることは、復元するにも、リノベーションするにもむしろプラスの要因でしょう。
家の裏側の斜面に広がるガーデンにはハワイらしいトロピカルな植栽が広がり、その奥にホノルルの街の景色を眺めることができます。
環境との共生を理念に建てられた、ハワイの戦後を代表する建築家による一軒家。家の外と中の環境が緩やかにまじりあるこの雰囲気は、ハワイの気候や環境、空気感にもぴったりと合っています。
ある程度のリノベーションは必須かと思いますが、ミッドセンチュリーモダンファンにとっては、見逃せない一軒です。
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※こちらの情報は2020年12月7日現在の売り出し中物件の情報です。物件情報は常に変わる可能性があります。