ハワイ生活に自動車は必需品。一般的な車の購入、修理について説明します。車があるとハワイでの生活や仕事の幅が広がります。必要な知識をまとめました。
ハワイで車を購入する
新車を買うなら、日本と同じくカーディーラーに行きます。日本の場合は車庫証明を発行するなどの手続きのために、その日に新車に乗って帰るというわけにはいかず納車日を決めますが、ハワイでは購入したその日のうちに自宅に乗って帰ることができます。ハワイには米国産だけでなく世界各国のカーブランドのディーラーが揃っています。
中古車の場合は、ディーラー認定などの車以外は、ハワイでは整備された中古車が市場に出ているということはあまりありません。もし車の知識がないようなら、英語が話せて、知識のある人を一緒に連れていくほうがいいでしょう。
1)新車購入の場合
新車の場合は、ディーラーから直接購入するため品質と安心感が大きな利点。また通常は、購入後一定期間または一定マイル以下なら点検・修理などに関する保証が付きます。日系ディーラーの場合、販売からメンテナンスに至るまできめ細やかなサービスで定評があります。
ローンは銀行またはディーラーで組むことが可能ですが、米国でのクレジットスコアが一定以上でないと有利な金利での契約が難しい場合もあります。ローン審査にはソーシャル・セキュリティー番号や収入証明などが必要な場合もあります。
2)中古車購入の場合
中古車を購入する場合は、大手ディーラーや中古車専門販売店、または大手レンタカーなどでも購入できます。
購入したい中古車にどの程度の価値があるかは「ケリーズ・ブルー・ブック(Kelly'sBlueBook)」のウェブサイトwww.kbb.comで車種や製造年、マイル数、車の状態などを入力すれば判明します。中古車の場合、値段は交渉可能な場合もありますので、問い合わせてみることをお薦めします。
一方、個人から中古車を購入する場合、基本的に保証なしの「As-Is(アズ・イズ、そのままの意味)」状態で現金売買、返品不可が原則です。契約には売り手、買い手双方が所有権証明書(Certificate of title)に署名。新所有者は購入後30日以内にDMVやサテライト・シティホールなどで所有権の変更手続きを行います。
【ハワイでオススメの中古車ディーラー】
3)リースする場合
リースの場合、新車を比較的安価な月々の支払額で入手できます。通常3年程度のリース期間後は、車をディーラーに返却または買取ります。新車の価値が年々大幅に下がることを踏まえると考慮したい選択肢であると言えます。
修理する際の注意事項
新車の場合はメーカーによっては3年以上のメーカー保証がついていますが、中古車はそういうわけにはいきません。セーフティーチェックというものが1年に1回義務付けられていますが、日本の車検とは違って、 目視がほとんどです。できれば、オイル交換の時などに自分でチェックをする「予防整備」が有効となります。もしくは、チェックアップをしてくれる自動車修理業者がホノルルを中心にたくさん存在しますの で、業者を頼るのも得策です。3か月に1度くらいを目安にチェックをしておくと、1年に1回のセーフティー チェックで慌てることがなくなります。修理で一番多いのが、バッテリー上がりとオーバーヒート。またブレーキ関連、タイヤの修理も多いです。バッテリー、オーバーヒート、ブレーキ関係の故障などあると、車が動かないわけですから、日々の生活の不都合が生じます。地域によっては買い物にも行けなくなるということも。また、車のパーツに関して、アメリカ車の場合は、パーツの保存期間がそれほど長くなく、ハワ イにない場合はアメリカ本土から取り寄せとなるので、部品の調達に時間がかかります。その点、日本車は、修理面では費用も安く済み、壊れにくいという傾向があります。事故で車の修理が必要となった場合、修理の前に保険会社に連絡することが大切です。その内容をもとに修理業者は、修理の内容、手順などを決めていきます。ヤジマサービスステーションには日本人スタッフが常駐しているので、相談に応じてくれます。
【情報提供・監修】
赤羽邦明 ヤジマサービスステーション
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