光と音のデジタルアート展「ビヨンド・ヴァン・ゴッホ」がハワイのコンベンションセンターで明日(7/2)より開催!

光と音のデジタルアート展「ビヨンド・ヴァン・ゴッホ」がハワイのコンベンションセンターで明日(7/2)より開催!

更新日 2021.07.01

ホノルルのハワイコンベンションセンターで、明日7月2日より光と音のデジタルアート展「ビヨンド・ヴァン・ゴッホ」が始まる。 7月2日から8月15日まで開催される「ビヨンド・ヴァン・ゴッホ」展は、19世紀後半を代表するオランダ人画家ゴッホの美しい名画の中に迷い込むようなな没入体験型の展覧会だ。

目次

没入体験型アート展覧会:「ビヨンド・ヴァン・ゴッホ」展の概要

タイトル:「ビヨンド・ファン・ゴッホ:イマーシブ・エクスペリエンス
     (Beyond Van Gogh:The Immersive Experience)」
期間:2021年7月2日〜8月15日
会場:ハワイコンベンションセンター
主催:ファーストハワイアンバンク
チケット購入先:https://vangoghhonolulu.com/

 

デジタルと絵画を融合させた体験型のデジタルアート展

ファースト・ハワイアン・バンクが主催するフィンセント・ファン・ゴッホの没入体験型展覧会「ビヨンド・ファン・ゴッホ:イマーシブ・エクスペリエンス(Beyond Van Gogh:The Immersive Experience)」が、いよいよ7月2日より、ハワイコンベンションセンターで始まる。

今年4月にマイアミでプレミア開催されて以来、アメリカで話題になっている没入体験型展覧会は、デトロイトやオースティンといったアメリカ本土の複数の都市で同時開催されており、日本でもファンの多いゴッホの名画の世界を、美しいイメージや音楽とともに全身で体感できるものになっている。

まさにゴッホファン、デジタルアートファンにとっては垂涎の、また小さなお子様からシニアまで幅広く楽しめるものになっている。日本での開催は未定なので、まさに今この時期に、ここホノルルで見るべき展覧会と言える。

 

クリエイティブ・ディレクターであるマチュー・サン=アルノー氏と、モントリオールにある世界的な有名なAVデザイナーが多く所属するノアマル・スタジオのチームによって作り上げられたデジタルアートの世界は、「星降る夜」「ひまわり」「夜のカフェテラス」など、誰もが知っている名作を含む300点以上の作品が使われている壮大なものだ。

来場者は、煌びやかな光と色が織りなす目眩くイメージ、美しい音楽、そして有名なゴッホの弟テオへ宛てた手紙からの引用とともに、ゴッホの名画の中へと誘われる。

 

展覧会はヴィンセント・ヴァン・ゴッホの画業と人生をたくさんの大きなディスプレイモニターで紹介する導入部と没入体感ができるプロジェクションマッピングのショーの二部構成。

およそ1時間の滞在で、ゴッホの37年という短く苦悩に満ちた人生と、人々との出会いと別れ、そして生まれ故郷であるオランダからアントワープ、パリ、アルル、そしてオーヴェル=シュル=オワーズまでのゴッホが住んだ土地の自然から、ゴッホが生み出した力強いクリエーションを、目眩く光と音楽とともに堪能できる内容になっている。

 

また展覧会の出口にはお土産コーナーも用意され、有名なひまわりやゴッホの自画像がモチーフになったTシャツやキャップ、ショッピングバッグなどが購入できる。

 

チケット情報

  • 通常時の入場料(+TAX):
    大人:$ 34.99
    子供(5〜15歳):18.99ドル
    学生(有効なIDを持つ25歳まで)/シニア(65歳以上)/ミリタリー(有効なIDが必要):$ 30.99
    プレミアム:51.99ドル
    VIP:$ 89.99
    グループ:$ 29.99
    *グループ(8歳以上):通常の大人の時間指定エントリーが5ドル割引
     
  • ピーク時(金曜日-日曜日と祝日)の入場料(+TAX):
    大人:$ 44.99
    子供(5〜15歳):22.99ドル
    学生(有効なIDを持つ25歳まで)/シニア(65歳以上)/ミリタリー(有効なIDが必要):$ 40.99
    プレミアム:61.99ドル
    VIP:$ 89.99
    グループ:$ 39.99
    *グループ(8歳以上):通常の大人の時間指定エントリーが5ドル割引
     
  • チケット予約はこちらから>>https://vangoghhonolulu.com/
 

アーティストからのメッセージと見どころ

「ハワイに住むネット」編集部では、展覧会に先立ち特別に作品を作ったアーティストに見どころを聞いた。

  

Q: なぜゴッホをテーマに選んだのですか?
A: チーム内でゴッホの名前が始めて言及された時、正直私も同じ質問をしました。しかし美術史家のファニー・クルタット氏と共に、長い時間をかけて彼の作品、人生、そして今日彼が表現していることについて学ぶ中で、クルタット氏がとった創造的なアプローチにより、ゴッホという画家が現在閉じ込められている原型を「超えて(beyond)」、人間としてのゴッホと、その美しさ、色、感情に満ちた世界の彼のビジョンに出会うことができるのではというアイデアに行き着いたのがはじまりです。それがゴッホがまさに私たちの最初の「協力者」になった瞬間でした。

 

Q: この作品を作る上で特に気をつけたことは何ですか?
A: ゴッホは、絵画のみでなく、スケッチ、そして彼と彼の弟テオが互いに書き綴った手紙を残しています。これら全てを紐解いていく作業は、目を見張るような感情的な経験でした。この作業を通して、ゴッホは私たちと同じように、疑いと欲望に満ちた単純な人間だと言うことが理解できました。特に手紙は、彼の絵画に多くの文脈を与え、その記述は私たちが彼の絵画を観る視点を完全に変えてしまいました。
ショーの中では、ゴッホの手紙が多く引用されていますが、単純な引用や抜粋を超えたいと思ったので、男性、女性、子供の声を用い、彼が生前に使用した3つの言語、フランス語、英語、オランダ語で表現されています。

 

Q: 特に気に入っているシーンはありますか?
A: 私のお気に入りの1つは、テオと妻であるヨハンナとの間に長男(ゴッホに因んでヴィンセントと名付けられた)が生まれた時の手紙の語りと、その誕生をきっかけに描かれた名作「アーモンドの花咲く木」の部分です。観るたびに毎回涙が出ます。

 

Q: 「ビヨンド」はシリーズ化されると聞きました。次回のテーマは何ですか?
A: 私たちは現在、印象派の父、クロード・モネに触発された新しい体験を生み出しています。ゴッホと同様に、これまでのところ驚くべき発見の旅になっています。彼に関してはある程度の知識を持っているつもりでいましたが、その印象は打ち砕かれ、どこにいても光を求め、情熱と信念に駆り立てられた男を発見しました。

 

いよいよ明日からハワイコンベンションセンターで開催される光と音のデジタルアート「ビヨンド・ヴァン・ゴッホ」展は、アメリカで話題の新感覚の没入体験型展覧会「ビヨンド」シリーズを体験する絶好の機会だ。

まだチケットをお求めでない方は、こちらから予約ください>>https://vangoghhonolulu.com/

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